内容説明
十九世紀、大英帝国ヴィクトリア朝。ウィリアムと仲違いをしてプラントハンター休業中のネイサンは、知人の転地療養に付き添い、レベックを伴って出国した。一方、退屈な日々をひとり紛らわすウィリアムは、ある城でレベックそっくりの肖像画を目にする。その頃、旅の途中でネイサンと別れたレベックは、植物採集をするうちに迷い込んだ山道で《フローラ》と呼ばれた女性から一つの使命を与えられ……？ 比類なき公爵家のプラントハンターと奇蹟の花々をめぐる物語、ここに終幕！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みどり
4
レベックの使命と出自が判り、ネイトとリアムが仲直りして、大団円という終わり方。でも、なんか割とまとめてやったぜ感がある。もうちょっと丁寧に後１冊くらいかけても良かった気がする。シリーズを通して、最後に描きおろしの短編がついていて、それは本筋とは全く関係ないけれど、良かった。2023/08/10
今日子
4
物語の着地点はこの作者にありがちなものだったが、植物に焦点をあてているのは興味深かった。実在した人物が出てくるのも、いろいろ想像して楽しい。2022/10/04
