内容説明
最後の1ページを読んだ時、その真実に涙する!
想いを胸に秘め、二度目の青春を「君」に捧ぐ――。
ある事情がきっかけで夫婦の間に溝が出来てしまい、離婚という道を選んだ綾人。
「自分がずっと妻を苦しめていた」という罪の意識に苛まれる綾人は、放心状態で車を運転し事故に遭ってしまう。
……目を覚ました綾人がいたのは、10年前の大学時代。
親友の駿稀、未来で妻となる帆乃里、そして彼女の友人である美妃。
青春を共に過ごした4人組の中で、かつて帆乃里が駿稀に片想いしていたことを知る綾人は、
「駿稀なら帆乃里を幸せに出来たはず」と考え、“2度目の大学生活でその恋を成就させるべく奔走するが――?
決して伝えてはいけない、一途過ぎる“愛。眩しさと切なさが溢れる青春ストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
58
タイトルそのままのストーリーが進行。僕(綾人)が、アンビバレントな思いを抱きながらも、二度目の青春、2年間の学生時代で奮闘する。途中から思い入れできる人物が微妙に変わっていくのは憎い設定。恋心を親友のためにゆずるというのは、結局幸せを逃がしてしまうものなのだろうか。ラストは涙と歓喜が同時にわくような感動に包まれるが、タイムリープが生み出す期待とはやや違っていたような気がする。2018/10/22
よっち
43
複雑な事情で上手くいかなくなった妻から離婚を提示された綾人。放心状態で交通事故に遭った彼が、突然10年前の大学時代からやり直す機会を得る青春小説。妻・帆乃里の幸せを願う綾人が親友・駿稀との恋を成就させるべく奔走し、複雑な想いを知って協力する彼女の友人・美妃。不器用で真摯な綾人がやり直す過程で改めて気づいたことの積み重ねが、以前は思いもよらなかったもう一つの構図を徐々に浮かび上がらせていって、始まりからすれば何とも皮肉な結末でしたけど、やり直した末の結果として考えるとこれは必然だったのかもしれないですね。 2018/07/05
うまる
33
妻を幸せにできなかった男性が、大学時代をやり直す時間もの。予想していた話と違う変化球の展開で面白かったです。 大学時代の青春話としても、懐かしさを感じながら読めました。合間に日記を挿入するスタイルが、心情の変化を表していて良かったと思います。優しく仲間思いの4人だからこそ起こる話というのが辛く、心苦しいシーンも多々ありました。段々こういう話かと気付き出した時には作者の術中にハマっており、終盤は涙腺崩壊でした。これはこれで、主人公が足掻いて掴み取った一つの幸せって事なんだなぁと納得して読了。2020/08/21
i
11
綾人と帆乃里。幸せだったはずの二人はとある事情ですれ違い、離婚してしまう。落ち込む綾人は交通事故に遭い、気づくと、大学時代にタイムスリップしていた。親友の駿稀と、帆乃里とその親友である美妃。二度目の四人での学生生活の中で、綾人は帆乃里のかつての恋を――駿稀との恋を成就させるべく動き出す。 帆乃里を本当に愛しているからこそ、駿稀との恋を成就させようなんてことが出来たんだろうなぁ。綾人にとっては辛かっただろうけど、美妃の協力もあって、計画は順調に進んでいくのだが…。2018/07/12
タナカゲンゲ
10
新海誠監督の秒速5センチメートルを彷彿させられる切ない作品でした。 明るい雰囲気になればなるほど主人公が切なくなるので胸が締め付けられます。 しかし実はラストでもっと切ない真実が隠されていることを知り、驚きました。 文章も自然で読みやすかった。 ただ最後はもう少し幸せになって欲しかったと感じました。 もちろんこういう終わり方も嫌いではないのですが、読み終わったあと切なすぎて辛かった。 今後幸せな展開があることを願ってます。2018/08/01




