いちばんやさしい衛星データビジネスの教本 人気講師が教えるデータを駆使した宇宙ビジネス最前線

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いちばんやさしい衛星データビジネスの教本 人気講師が教えるデータを駆使した宇宙ビジネス最前線

  • 著者名:神武直彦/恩田靖/片岡義明
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • インプレス(2022/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295014065

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内容説明

■衛星データがビジネス&DXを加速する!

皆さんは、衛星データ(衛星画像)が「自分のビジネスには関係ない」と思っていませんか?

・衛星画像に写る「石油タンクの蓋の影」から、石油需要を推計してエネルギー企業や投資家に知らせるサービス
・衛星画像で「稲の色」を確認し、水田ごとの育成状況を把握、適切な収穫時期を判断するサービス

これらはほんの一例ですが、衛星データを活用することで、これまで見られなかった情報を取得したり、以前は人が手間をかけて行っていた作業を自動化したりといったことがどんどん可能になっています。いま、「衛星データ」のビジネス利用は注目のテーマなのです。

近年、Google Earth Engine(GEE)やTellus(テルース)といったサービスの登場で、これまで特別な設備や資金がなければ取得できなかった衛星データに、誰でも簡単かつ安価に(サービスによっては無料で)アクセスできるようになりました。すでに農業や漁業、金融、マーケティング、製造業など多くの業界で、衛星データの活用が進んでいます。衛星画像を活用したDXへの取り組みも盛んになりました。

本書は、「衛星データとは何か?」にはじまり、さまざまな産業におけるビジネス事例を紹介しながら、衛星データが既存のビジネスに与えるインパクトと新たなチャンス、そして新たに生まれるビジネスなどを講義形式で解説していきます。
本書を読むことで、これまで「自社のビジネスに衛星データを活用する」ことなどまったく意識してこなかった人でも、自社のビジネスでどのような活用ができるかを思い描けるはずです。

目次

表紙
著者プロフィール
はじめに
目次
Chapter1 身近になった衛星データについて知ろう
レッスン01 誰もが簡単に使える衛星データ
レッスン02 衛星データを活用したビジネスとは?
レッスン03 衛星データを身近にしたクラウドプラットフォーム
レッスン04 衛星データの歴史を知ろ
レッスン05 衛星に搭載されるセンサーの種類
レッスン06 地球観測衛星の「観測幅」と「解像度」・
レッスン07 データの組み合わせで新たなアイデアを生み出そう
コラム 報道と衛星画像
Chapter2 衛星データが社会に生み出す価値を理解しよう
レッスン08 「宇宙の目」で一次産業を支援
レッスン09 金融・保険・不動産で注目される衛星データ
レッスン10 防災や災害対策に衛星データをフル活用
レッスン11 教育やSDGsの達成に役立つ衛星データ
コラム 衛星画像を使ってオリジナルアイテムを作成
Chapter3 衛星データを使った新規事業を考えてみよう
レッスン12 衛星データビジネスの仮説を構築してみよう
レッスン13 仮説設定と検証のサイクル
レッスン14 プロトタイプを通じた独自価値提供の確認
レッスン15 システム化によるプロダクトの利用者拡大
コラム 企業との共創を通じて宇宙関連ビジネス創出を目指すJAXAの「J-SPARC」
Chapter4 衛星データを提供するビジネスを学ぼう
レッスン16 衛星データ提供事業の全体像を理解しよう
レッスン17 約200機の衛星を使える衛星画像サービス「Planet」
レッスン18 小型衛星開発の先駆者「アクセルスペース」
レッスン19 世界最高峰の解像度でアーカイブも豊富な「Maxar」
レッスン20 EUの地球観測プログラム「コペルニクス」
レッスン21 経験と知識をもとにデータを提供する「RESTEC」
コラム 衛星データでプロジェクションマッピング
Chapter5 衛星データを扱うためのプラットフォームを知ろう
レッスン22 衛星データ分析プラットフォームについて理解しよう
レッスン23 Googleが提供する「GEE」は分析プラットフォームの草分け
レッスン24 日本発のプラットフォーム「Tellus」を理解しよう
レッスン25 AIで多彩な分析を行える「Orbital Insight GO」
コラム 衛星データを使って古代遺跡を発見!
Chapter6 衛星データの分析・解析でさまざまな課題を解決しよう
レッスン26 従来は難しかった分析が衛星データを使えば簡単に
レッスン27 地理空間情報とAI分析を活用した「Spatio-i」
レッスン28 自社運用のSAR衛星による解析ソリューションを提供
レッスン29 AI技術を活用して地上の変化を自動検知
レッスン30 農地からキャンプ場まで衛星データを土地評価に活用
コラム 「宇宙ゴミ」を追う宇宙状況把握(SSA)システム
Chapter7 分析結果を活用して既存ビジネスを強化しよう
レッスン31 衛星データの活用で既存ビジネスの価値を向上
レッスン32 農家が自分で使える「収穫時期の予測システム」 ・・
レッスン33 インデックスの結果で保険金を支払う新しい農業保険
レッスン34 衛星データを活用して森林の変化情報を管理
レッスン35 水産養殖を効率化するスマート自動給餌機
レッスン36 衛星データ解析により全世界の3D地形データを整備
コラム 衛星画像を活用した「海のクレヨン」
Chapter8 自分の手で衛星データを扱ってみよう!
レッスン37 Google Earth Engineを利用する方法を知ろう
レッスン38 世界中の過去40年にわたる地上の変化を観察しよう
レッスン39 発電所建設や都市の水害耐性を確認してみよう
レッスン40 アプリのグラフ機能で海水温の季節変化を分析
レッスン41 衛星データを合成して雲なし地表画像を作成しよう
レッスン42 プログラミングができるとGEEの世界が広がる
コラム 衛星データで見る軽石漂着
Chapter9 衛星データビジネスの未来について考えてみよう
レッスン43 衛星データと他のデータとの組み合わせで考えよう
レッスン44 衛星データが支える農業の信用評価
レッスン45 衛星データビジネスの今後の課題とは?
レッスン46 衛星データビジネスの将来展望
コラム 人工衛星と光害
おわりに
用語集
索引
スタッフリスト
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kannkyo

10
宇宙ビジネスの本は多数あるが、衛星データビジネスだけに着目した本はこれが本邦初だろうか。衛星データは金融や農業で伝統的に用いられていなかったオルタナティブデータ。衛星データを伝統的なデータ(温度、湿度、経済指標など)やIoTやSNSといった比較的新しいデータと合わせて活用することで新しい価値を創造できる。2022/06/26

さきこ

4
衛星データをビジネスに使う上で、①何を取得するのか②どうやって取得するのか が重要で、差別化ポイントと感じた。利用者は「生簀の魚に効率的に餌やりをしたい」程度の目的しかないので、それをどのように衛星データに繋げるか、間を繋ぐ存在が必要。 宇宙利用が広がる中、上部のデータを転がすコンサル業が幅を利かせる一方で、根幹をなすメーカーが虐げられているのが悲しい。2022/08/10

merci

3
☆☆衛生データが日々の生活に大きく影響を与えていることを実感。2022/10/23

ぷるぷる

2
宇宙関連の技術・ビジネスが活気づく理由が分かります。衛星の役割は「観測」「測位」「通信放送」、1次産業との相性が良いなんて改めて認識しました。Google Earth EngineとTellusはちょっと使ってみたくなりますね。人材不足が問題なのは全産業変わらないですね。最近の衛星画像の高精度化と3D化の進歩具合は凄まじいものがあるようですがソレを一体どう使うのかが悩み処なのは数年前から変わらないんですが色々と試行錯誤してる会社さんも多くて成功事例も出てきてるのに感心するやら関われない自分が残念やらです。2023/09/26

mkisono

2
とても面白かった! すでにいろいろなところで衛星データが活用されてるんだなぁ。2022/07/20

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