内容説明
浪人生をしながら、骨董品店で働く正路(まさみち)の「ご主人様」は、
オレ様な妖魔の司野(しの)。
司野は平安時代から生きる強力な妖魔だが、
陰陽師の辰巳辰冬(たつみときふゆ)に呪を施され、
紆余曲折あって人間として暮らすようになった。
人の機微には疎いものの、
時折寂しさと優しさを見せる司野に、
正路は不思議な感情を抱き始める。
そんなある日、ロンドンからの訪問者に、
彼のボスが所有する幽霊ハウスの「憑きもの落とし」を頼まれて……。
海外出張編の第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
48
やはりイギリスですか!なんかにやにやしちゃう。これもエッセイ効果。そしてポルターガイストの原因をやっつけるのはいいんだけど、司野が最後に妖魔とかを飲み込んだりするシーンがちょっと胸焼けしそう。美味しいシーンが多いのに、逆のシーンもあるから油断できない。ちょっと近づいた2人の距離がいいね。しかし先代店主の話とか辰冬との話とか、もっともっと読みたい。2024/03/11
み
21
さくさくと♪正路さんは、どんな進路を選ぶんだろ?司野さんが、キュート(^_-)-☆2023/03/31
ハル
13
<再読>シリーズ③ 司野と正路イギリスへ🇬🇧2023/07/26
たんぽぽ
13
シリーズ第3弾。 今回はイギリスへ。2022/09/27
綾乃
12
イギリスのジョンストン卿の秘書・クリスから、ポルターガイストが起きるテラスドハウスを祓って欲しいと依頼された司野。 正路と共に海を渡り妖僕コンビがイギリスへと向かうシリーズ3冊目。 リトライ作なので大まかな流れは変わらないが、進路に迷う正路を律儀にも厳しく時に優しく見守ったり、クリスと正路の仲を勘違いして嫉妬することを覚えた司野と、相変わらず鈍感なところが多々ある正路だが急速に近づいた二人の心。徐々にBL感が強くなり今後の展開がますます楽しみになってきた。2022/10/01