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内容説明
桶狭間の戦いは信長の天才的用兵による「大勝利」だったのか。大坂の戦いにおいて、豊臣家の滅亡は必然だったのか。肥前国平戸藩主・松浦静山の名言「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」ははたして真実なのか――。
人気歴史作家が、戦国史の転機となった十二の野戦に着目、新史実を踏まえて勝因・敗因を徹底分析する。「優位に立つ者は奇道に走ってはならない」「実際の戦場は誤算と失点だらけ」「どんな戦いも勝負は紙一重」等、ビジネスにも人生にも役立つ教訓を導き出した、画期的な戦国合戦史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャーリブ
46
歴史小説家の伊東潤氏が戦国時代の12の野戦を取り上げてその戦いを分析したもの。本郷和人氏が書評で高く評価しています。有名な松浦静山の言葉「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」が正しいかどうかを戦略や戦術だけでなく、指導者のリーダーシップや人間性、運や偶然性なども考慮して分析しています。現代にも通じる人間ドラマとして読むことができます。負けるべくして負けることは多く、勝つべくして勝つということはやはり稀で、光秀が秀吉を破る「世界線」もあったかもしれませんね。○2022/11/04
のぶのぶ
27
資料の発見や発掘調査で新しく分かってきている(推測される)ことが増えていて、軍記物のような一昔前の通説とはかわってきていることも多い。関ヶ原の玉城のことなど知らなかったり、武田信玄の侵攻の強さに掠奪を許してあったりなど知らないことも多い。米の生産量なども関わりがあることなど。情報をいかに取り入れるかだったり、決断力だったり、家の様子や構成だったり、天気やタイミングだったりと本当に面白い。一代で築いたあとを継ぐ難しさ、家康はうまくやったのだろう。歴史に学ぶことはたくさんあることだろう。歴史を知ること大事。2022/08/13
ベローチェのひととき
24
実家に帰省した際、歴史小説に詳しい弟が、面白いよと言って貸してくれた本。1546年の河越の戦いから、1615年の大坂の戦いまで、歴史を変えた12の野戦について述べられている。大変面白かった。個人的には今までよく知らなかった「龍造寺隆信と沖田畷の戦い」及び「伊達政宗と摺上原の戦い」が面白かった。戦いまでの背景とか、両軍の思惑、勝敗を決した要因などがとても分かりやすかった。2023/07/16
hippos
20
映画や小説とは少し違った観点で戦国時代の野戦を考察する。通説を思い浮かべながら読むのが良い。2022/09/21
サケ太
15
個人的に購入した理由は、『沖田畷の戦い』が書かれていたので。やはり通説ではない解説があったのでとても良かった。竜造寺隆信好きなので。2024/05/30
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