内容説明
『COMIC BLADE ZEBEL』誌上にて連載された話題作がついに単行本化!遺伝子操作によるクローン売買が横行する島「イルゲネス」を舞台に、男たちの熱い戦いが始まる・・・!! 下巻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
19
上巻では薄味とか言って本当にごめんなさい。ミラージュの3、4部にも通じるテーマが一気に濃縮された下巻。人間よりも心を持ったロボットの方が好きな私ですがその考えすらもイルゲネスや非人間体を産み出した世界と同じだったと気づき、恥じました。システムを正すために生まれた人工体であり、刷り込まれた本能を克服しても不安を抱えていたフォンがジェイクを良心として縁にしていたが切ないです。自分が悪役に徹しようとも世界へ問いかけたフォンへ、どうか幸せになってください。そして滅するのではなく、共に作り上げる新しい世代へ受け継ぐ2012/09/07
わきち@肩書きは妄想家
7
まとめて上下巻購入したので、一気に読みました。読みやすい文章だったので疲れずに読めました。人間としての尊厳とはなにか、少し考えさせられました。無意識に自分以下を探してしまうのは、なんとなくわかる気がする。江戸時代に賎民という身分が作られた理由として学生時代に学んだけれど、それをすごく思い出しました。ちょっとBLっぽいところが大好きです(笑)フォンの独裁者っぷりが素敵でした~。20世紀の独裁者って誰のことだろう…。みんな、生きていてよかった。2011/12/25
きゅーま
6
非天然体と天然体の間に広がる溝、巻き起こる戦火にも消極的な対応しかしない元首フォン。彼の真意とは? …最初は植えつけられた『本能』だったはず。いつしかフォンの強固な意志は『本能』を上回って、イルゲネスの浄化だけではない世界へ問いかけを仕掛けることへと変わっていく。人間の定義とは?…色々考えさせられました。とりあえずフォンとジェイクがこれから先平穏に暮らしていけますように!今まで必死に非天然体の人権を許さない世界を変えるために動いてきたフォンが、これからは自分の幸せのために生きていけますように!2011/10/02
もも
6
上巻同様おもしろかったです。少し展開が早いように感じましたが。自分は漫画から入ったせいか、レイの物語というよりジェイクとフォンの物語という印象を受けました。フォンがとにかく素敵。レイたちのその後の話とかいつか書かれるといいなあと思いつつ。2011/04/13
湯どうふ
6
[★★★☆☆]コミックスから入りました。小説版は下巻だけ絶版で、本屋さんで容易に買えなかったのですが、読んで良かったです。下巻はややだれてきた感もあったのですが、勢いで読みきれました。フォンはジェイクの言う事はなんだかんだ全部聞いてるんだなあ。二人の絆が良かったです。フォンとルルーシュが少し被りましたが、楽しかった。2011/03/15
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