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内容説明
2023年の大河ドラマの主人公となった徳川家康。大坂の陣で豊臣家を滅ぼして天下統一を成し遂げたため腹黒く老獪なイメージが強いが、もともと天下を目指せるような境遇では全くなかった。破竹の勢いだった祖父、清康は25歳で刺殺され、跡を継いだ父、広忠も24歳で暗殺されてしまう。今川の人質となっていた竹千代(家康)には、どうすることもできなかった。城も領地もなく譜代家臣たちは今川に虐げられる日々。しかし、今川義元が敗れた桶狭間の戦いを契機に図らずも念願の岡崎城に帰還することができ、そして、そのきっかけをつくった織田信長との出会いが家康の人生を大きく変えていく……。親も城も金もなく、あるのは譜代家臣のみという若年当主が、危機と幸運に翻弄されながら国持ちとなり、ついに天下を目指す成長物語。苦労とピンチの連続だった若い家康の実像に迫る! 文庫書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フミ
17
徳川家康の大河の1年ほど前に出版された、家康の前半生を描いた作品です。全315頁程と、紙数は少なめですが、その分、密度は濃く、金ヶ崎の撤退→姉川→三方ヶ原→設楽原の合戦が、70頁程に詰められていたりで、初心者の方には飛び飛びで難しいかもしれませんが、家康の基礎的な流れを知っている人には、爽快感があって面白いかと思います。 御年84歳で、これだけ軽快な作品を書ける作者様に感心します。 ただ「築山殿」の扱いが冷たいですので、大河ドラマのイメージで手に取られた、女性の方はショックを受けるかもしれません…。2024/01/01
Book Lover Mr.Garakuta
12
【おきな書房】【速読】:家康の前半生を中心に取り扱った本。面白い切り口で、そんな風に思ってたんだと感慨深く考えさせられる内容。主だった戦いについて、新しい視点から描かれた家康像が面白い。信康の死にまつわるところについては親の情を感じました。来年の大河ドラマを見るにあたり、読んでも面白いと思われます。2022/12/25
ドットジェピー
5
2023年の大河ドラマの予習に2022/06/09
みやしん
1
正室を「築山殿」で通しているから夫婦の扱いは押して知るべし。子供も信康以外ほぼ出番無し。桶狭間や本能寺あたりでの心情に触れているのはよかった。タイトルに反せず前線で戦う話しが中心だから後半生は死期まで一足飛び。家臣の中でも服部半三をピックアップしている事も加え、なんか不思議な読書感でスイスイ読めるのはいいんだけど、これでいいのかなあ?いいんだろうなあ。2022/09/24
ゆきこ
0
⭐︎⭐︎⭐︎2022/08/25
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