失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い（２）

著者名：長谷川三時【著】/七烏未奏【原作】/うなさか【その他】

講談社（2022/06発売）

• ISBN：9784065279014

内容説明

恋人を事故で失ってしまった男子高生、沢渡悠。
そんな彼を、長いこと険悪だった隣の部屋に住む幼なじみ、白雪心愛が優しく癒やしてくれる。
お弁当を作ってきてくれたり、放課後、一緒に勉強をしたり、ゲーセンやカラオケに行ったりと、
長いこと遠ざかっていた二人の距離は急速に近付いていく。
だけど悠は、恋人である先輩へ抱いていた大事な思いを失うのが怖く、
心愛との関係を先に進められずにいるが……。
これは、恋を失ってしまった男の子と、ずっと片思いを続けていた幼なじみの、じれったくて甘くてちょっと切ない、そんな恋物語。
過去と向き合い、未来に向かう第２巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[rotti619]

同名小説のコミカライズ第2巻。原作の1巻ラストまでカバーされている。残念ながらここで完結の模様。といっても、原作2巻は作者の趣味全開のファンタジー展開だったので、難しかったかもしれない（個人的には好きだったけど）。コミカライズ版の方は原作準拠でありながら、場面ごとに浮かべる表情等、コミックでしかできない要素を上手く盛り込んで心愛の悲しい恋を表現していた。絵柄はうなさか氏のテイストとはかなり異なっているが、作画自体は非常にかわいく仕上がっており、安心して読めた。

2022/06/21