台湾がめざす民主主義 - 強権中国への対立軸

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台湾がめざす民主主義 - 強権中国への対立軸

  • 著者名:石田耕一郎【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 大月書店(2022/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784272211265

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内容説明

日本が学ぶべき民主主義のかたち

コロナ感染症への迅速な対策、「台湾有事」回避への柔軟な姿勢――。注目度が高まる台湾の透明な行政と市民参加、多様性はいかに形成されたのか。オードリー・タン氏の歩みと重ね台湾の民主主義の姿を中国・香港との緊張関係とともに描く。

猿田佐世さん(新外交イニシアティブ[ND]代表・弁護士[日本・米NY州])推薦!

※本書は、大月書店刊『台湾がめざす民主主義――強権中国への対立軸』の電子書籍版です。

【著者】
石田耕一郎
1997年、大阪外国語大学中国語学科を卒業し、朝日新聞社に入社。主に大阪・東京社会部の事件記者として、兵庫県警や大阪府警、東京地検特捜部などを担当。中国・清華大学国際問題研究所に留学後、瀋陽支局長、政治部の自民党担当などを経て、2020年9月から台北支局長。共著に『紅の党 完全版』(朝日文庫)。

目次

第1章 台湾が直面する中国の脅威
第2章 オードリー・タンの軌跡――民主主義の進展とともに歩む
第3章 台湾がめざす民主主義のかたち――透明性と市民参加
第4章 台湾の民主主義のゆくえ――香港「国安法」の波紋のなかで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くものすけ

9
オードリータンの横顔が紹介されていた為、初めて彼について詳しく知る事が出来ました。台北市の鳥来(ウーライ)に革新的な小学校を開設された事は初耳。ここには以前確か山の中に八民族博物館が(現在は泰雅民族博物館と名称変更!?)こんな山奥に学校とは正直驚きました。しかし、紹介された学校の”内容”が素晴らしい、台北から30㌔近く離れています。その驚きの内容の1つ、給食は児童の両親が毎日交代で生徒・教師合わせて100人分を作るという…これだけでもド肝を抜かれました。民主化台湾の逞しさからまったく目が離せなくなりそう…2024/11/26

ののまる

8
現在の状況もよくわかる。台湾で発行された、香港・台湾・天安門事件の亡命リーダーなどが再集結した季刊誌『如水』がすごく読みたい。どっかで入手できないだろうか。2022/07/11

つまみ食い

4
日本でも有名なオードリー・タンを産んだ台湾の教育環境(もっともその負の側面とタンは戦った訳だが)の変化や、インターネットを活用した民主主義の可能性など、日本が学ぶべき台湾のここ数十年の社会が語られている2022/07/06

お抹茶

2
葵政権は,陳水扁の脱中国化政策で不信感を抱いたアメリカが対中協調路線に転換した反省から,現状維持を対中政策の柱としながら史上最良と言える対米関係を築いた。オードリー・タンの半生やコロナ対策に大きな効果のあったデジタル政策の考え方・柔軟な対応も取り上げる。また,土台となる市民社会のうねりとして,女性の政治進出,同性婚合法化を取材。香港の国安法にも一章を当て,若者をはじめ台湾人がいかに危機感を持って香港の現実を見ているかもわかる。台湾の住民投票の結果は行政の動きを法的に拘束する。2023/12/31

RED

2
面白かった。政治の話ができるって幸せなんだ。 それが、段々思想の自由も創作の自由も奪われていって、愚昧な民の増産の為にしか使われなくなる。 台湾の民主主義がすごいと感心している場合では無いのだと感じた。それに、台湾が民主化のために設けたいくつかのシステムは、考えてみれば当たり前にあるべきもので、日本に無いのがおかしいんだ。 ファクトチェックのサイトを開きたいな。それか参加したい。 ウクライナへの戦争も、中国の進出も、こんなに深刻な問題だったなんて知らなかった。2023/02/02

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