内容説明
ドワーフの国でまた一つ、世界七大ダンジョンを攻略したマルス。目的の禁忌の魔本を手に入れる事はできなかったが、落ち込んでいる暇はないと自らを鼓舞していた。この長い旅の中で、多くの出会いと別れを経験し、更に目的意識を高めたマルスだったが、たった一つ気がかりなことがあった。風の噂で聞いた、一人でダンジョン攻略をしているという謎の男《漆黒》――この存在に、なぜか嫌な予感を覚えていた。そんな中、一行は遥か昔に滅ぼされたというリリアの故郷・世界樹の森へ向かうことに。だが、その道中に立ち寄った海で、美しい人魚・シオンと出会う。 「助けてください……!」 事情を聞いた一行は、海底ダンジョンへ向かう事になるが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
リリアの故郷である世界樹へ向かう中、寄り道した海で海底ダンジョンに封印された海神を司る巫女、人魚のシオンに出会う今巻。―――盤外より来るは、己が暴虐を尽くす大乱の怪獣。 シオンの願いに応じ海底ダンジョンを冒険する中、突如としてラスボスが現れる今巻。今までよりも更に背徳感を増した性交がある中、強大な敵が全てを覆していく、決戦の予感が高まる巻である。果たしてチートを持つラスボスに勝ち目はあるのか。力の差は圧倒的な中、マルスの過去を話し分かり合った彼等の勝ち目は何処にあるだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。2022/05/30
ヤマザキ
0
人魚の設定も、マルスの悩みと解決も、ラスボスの性格付けや神様の意図らしきものも、全ての設定がちょっと幼稚に感じる。ここまで来たら最終話となる次巻も読むけど、突き抜けたエロ要素のあるファンタジーは好きなので、作者には今後に期待したい。2023/02/04