内容説明
一家惨殺事件の生き残りの少女はグレーンス警部の手により保護された。17年後、その事件の資料が警察署内から盗まれていることが判明する。さらに17年前と同じ手口で当時の容疑者が殺される事件が起こり……。一方、潜入捜査員を引退し家族とともに暮らしていたピート・ホフマンの元に、彼の正体を知る謎の人物から脅迫状が届く。ホフマンは警察の人間が裏切ったのだと考えるが――。〈グレーンス警部〉シリーズ最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
103
もはやグレーンスと彼の二人の部下とのトリオでなく、元潜入捜査官とのコンビになってしまっている。いざとなると互いに頼るしかない選択。グレーンスが、あの変人ぶりからすこし転じているから素直に応援したくなる。潜入捜査官やスパイというのは、秘密を共有する人が少ないほどいいが、彼らを守る人も少ないという虚しさがある。そして、人間には、必ず隙ができてしまう。そこがうまく描かれている。下巻が控えているから、彼はまだまだ大変なのだろうなあ2024/01/03
ずっきん
79
「潜入捜査を、俺とあなたで同時に進めるんです」敵は腐った警察官なのか。潜入捜査を決行するグレーンスとホフマン。誰も信じてはならない。だが、お互いだけは信用できなくてはならない。グレーンス警部とピート・ホフマンがタッグを組む(三)シリーズ第四弾。掴みは今まで以上にガッツリ。さあ、ぶちかましてくれと下巻へ。2022/06/22
GAKU
51
グレーンス警部の協力を得て、いよいよ正体不明の脅迫者に反撃を企てるホフマン。上巻は嵐の前の静けさといった感じ。下巻でどのような展開に？引き続き下巻に突入！！2022/12/24
み
29
面白い♪二つのお話しが合わさり、お互いにミッション与えて！ホフマンの劣勢からの反撃が楽しみです^ ^2022/06/27
mayumi
25
グレーンス警部シリーズ。今回は17年前の一家惨殺事件とピート・ホフマンが何者かから脅迫を受ける事件が交錯。警察内部の裏切り者を炙り出すためにグレーンス警部とホフマンがタッグを組む。ところでウィルソンと付き合ってるのヘルマンソンじゃないだろうな…と思いつつ下巻へ。2023/06/07
