宝島社文庫<br> ねなしぐさ 平賀源内の殺人

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宝島社文庫
ねなしぐさ 平賀源内の殺人

  • 著者名:乾緑郎【著】
  • 価格 ¥799(本体¥727)
  • 宝島社(2022/06発売)
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  • ISBN:9784299030979

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内容説明

天下の奇人か、稀代の天才か――
日本中を漂流した男・平賀源内の死の謎に迫る!

「平賀源内は晩年に殺人事件を起こし、その罪を問われて伝馬町の牢屋敷で獄死した。ショッキングだけど、歴史上は確かにそういうことになっている。
しかし本書は、その史実を鵜呑みにしていいのか、磊落な天才の人生の行き着く先に、他の希望の道はなかったのだろうかと問いかける物語だ。ラストの二行が胸にしみる」
――宮部みゆき 「読売新聞」2020年4月19日付

身分は侍、本業は本草学者。医学や蘭学、鉱物の知識にも明るく、戯作者、発明家といったよろずの才を持つ平賀源内。ある朝、彼が自宅で目を覚ますと、部屋には男の亡骸が転がっていた。知らせを受けて駆けつけた杉田玄白の前には、脇差を手に持ち、茫然自失とする源内の姿があり、記憶がないとただ首を振るばかり……。稀代の天才の身にいったい何があったのか。

(著者プロフィール)
乾緑郎
1971年、東京都生まれ。2010年に『完全なる首長竜の日』で第9回『このミステリーがすごい!』大賞を、『忍び外伝』で第2回朝日時代小説大賞を受賞。他の著書に「鷹野鍼灸院の事件簿」シリーズ、「機巧のイヴ」シリーズ、『愚か者の島』など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

お涼

23
平賀源内って結局何をした人なのか?史実を基にした本作品を読んでみて、才能に溢れ過ぎてその才能を上手く使いこなせなかった人という印象。そして人を殺め獄死したとされる源内さんだけどこんな異聞も信じられるくらい不思議でとらえどころのない人だったのかな。それにしても高松藩が奉公構で源内さんを飼い殺しにしてしまったのが悔やまれる。性別や年齢を越えた志乃との関係が救いだった。2022/09/18

イシカミハサミ

13
エレキテルと解体新書で有名な平賀源内。 一生、という観点で見ると どういう人物だったかはあまり知られていない。 歴史のイフに挑戦した作品だけれど、 さすがの構成で あったかもしれないと思える仕上がり。 ページ数以上に重厚な物語。2022/07/13

栗山いなり

12
平賀源内の人生と非業の死の謎を新たな解釈や創作を加えて描いた物語。平賀源内という男の苦悩、源内の死に隠された意外な真実…結構盛りだくさんな作品だった気がする2022/07/23

ettyan えっちゃん

11
平賀源内って、本当に面白くて、しかもかなり謎が多いので、こういったあちらこちらに出没する謎の人物って書き方で雰囲気はばっちり、ちゃんとミステリ仕立てになっていて、ラストの謎はもちろん、こうだったかも!っていう可能性の問題になるんだけど、こうだったらいいな。 ところで、場面転換が多いのと、時間が入り混じるので、混乱しながら読んで、読み進めるとそうかあと分かったけど、ちょっと読みにくかったのです。 2024/08/06

あねさ~act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣

9
「平賀源内」の死の謎に迫る。 彼の死には実はあんな人が絡んでいたり………。 わざとだと思うけれど、時系列がバラバラで視点もバラバラ、回想シーンなんかもあり、読みにくく、スゴく時間がかかってしまった………。2025/06/24

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