内容説明
社会で重んじられる人になるために必要なのは、ただひとつ、他人の心がわかること。人の最高の喜びは周囲から認められること。それでは、平成の世の日本で、悔いのない人生を送るにはどうしたらよいのか?「人と人」「組織と人」「言葉と人」「本と人」「国家と人」について、深い人間観察を六百余字に凝縮した現代人必読の人生論。
目次
人と人
組織と人
言葉と人
本と人
国家と人
人間通になるための百冊
著者等紹介
谷沢永一[タニザワエイイチ]
1929(昭和4)年、大阪市生れ。関西大学大学院博士課程修了。専門は書誌学、日本近代文学。関西大学文学部教授を経て、名誉教授。評論家としても多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
42
昭和4年生まれの著者、若干中身が古いような気もした。おまけのような桂文珍さんとの対談でイチローは野球通、新庄は人間通と言うのが心に残った。新庄が「記録より記憶に残る選手になりたい」と言ったのが印象的。おすすめの本の中の「恋愛なんかやめておけ」松田道雄著を読んでみたい。2013/11/22
カブトムシ
18
谷沢永一とか渡部昇一とかの本の紹介をすることが多いので、私のことを保守の人間と誤解している人も多いのではないか?と思うのですが、私は、根本的にノンポリの人間です。政治には、発言していません。中国と日本の往復を何回もしてみて、思うのは、羽田と北京の空港のトイレの違い。私は、北京のトイレにも不満があります。志賀直哉は、歳をとったら便利な方がいいというのです。日本のトイレの綺麗さを感じています。ずっと便利です。北京空港のトイレにガッカリしました。もっと中国は衛生的になってください。それが私のいいたいことですね。
カブトムシ
16
私は、今のテレビや新聞に不信を抱いている。戦前に近いものがある。もっとも林千勝さんによれば、戦前の新聞の方がユダヤの大金持ちについて書いている。スポンサーがあって言えないことがある。視聴率競争で大衆に阿る。感染者数の発表で大衆は恐怖心をもち、みんなマスクをしている。この本の著者は、民衆の家に育ち、この本がベストセラーになった。私は、マスクをもう外して歩きたいのに、外したらマスクをつけろと誰かに言われて面倒だ。スウェーデンはマスク自体の習慣がない。外国の方が目覚めているように思う。そろそろ日本も目覚めたい。
kubottar
12
人生論の本であるがとにかく厳しい。辛辣な文章で心をえぐっていく本。耳障りのいいワードはまったく無い、だからこそ心に響くのだろうか。2011/10/14
ウチ●
7
これから世に出ようとする若いヒト、(特に就活以前のヒト)に特におすすめします。と、いうのも自分自身がその時期にこんな本と出会っていたらまた進む道も違っていたかも?などと考えてしまったからです。 世人の考え方、世の中の成り立ち・・・世に出てやがて30年、今の自分には「まったくもって、その通り」と思わざるを得ない事柄についてズバッズバッと両断のもとに切り捨てます。巻末、「人間通になるための百冊」も興味深い本が揃っています。2012/11/19
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