「戦後再発見」双書10 日米同盟・最後のリスク なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのか

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「戦後再発見」双書10 日米同盟・最後のリスク なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのか

  • 著者名:布施祐仁【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 創元社(2022/05発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784422300603

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内容説明

今、多くの日本人が知らないうちに大変な事態が進行している。米軍が日本全土に核が搭載可能な新型ミサイルを配備しようとしているのだ。このままでは唯一の戦争被爆国である日本は他国の軍隊に核ミサイルを配備され、中国・ロシアとの「恐怖の均衡」の最前線に立たされてしまう。独自の日本政府文書発掘で知られ、ジャーナリストとして第一線で活躍を続ける著者が計画の全貌を報告し、警鐘を鳴らす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫苑

3
「日米同盟」を背景に日本がどのようにじわじわと米国のアジア戦略に加担して(組み込まれて)いったのか、どの政権でどの点において加速していったのかが分かりやすい。憲法が蔑ろにされ、国民の生活を差し置いて軍事費が青天井になってしまった今、読むべき本だと思う。2023/04/14

ネコ

2
敵基地攻撃能力って、誰が行使を判断し、誰が責任を持つのか。岸田首相は保有にあたって覚悟を持って決断したのか疑問だったが、この本を読んで疑問が解けた。 日米安保条約は、日本を守るためにあるのではなく、アメリカを守るために日本を利用するもの。3月の山本太郎の質問に対する岸田首相の答弁からも裏付けられる。 このままでは、日本は間違った情報で、二度と立ち直れない位の壊滅的な打撃を受けることになりかねない。2023/04/28

さなぎ

1
現在、急ピッチで進む南西諸島への自衛隊のミサイル基地の整備の背景が知りたくて手に取った。アメリカの世界戦略の一貫であり、費用面や政治的な困難さから、自衛隊が基地整備を行っていていざとなれば、米軍と共同使用と言う事なのだと思う。謎なのは、明らかに日本防衛には役立たないのに、これを賛成する人が多いことである。単純な中国北朝鮮フォビアではなく、代理戦争だとしても中国に戦争で勝つことで、戦勝国になりたい日本人の欲望があるような気がする。なぜ、戦争の舞台になる可能性が高まるのにそれを望む人がいるのかを考え続けたい。2023/06/18

sa10b52

1
前半は歴史。中盤以降は日本が中距離ミサイル配備で攻撃にさらされるとかそういう話。言ってることは正しいんだろうけど、最後の提案に具体性はなく聞こえる。隣に膨張しつつ覇権を睨む国やら、核開発する国家があるとかいう事情に対して、ASEANやら中南米の話を持ってこられても…。対米従属の脱却だとか日本の自主自立みたいな、ありきたりな結論の域を脱さず、よくネットの記事である「ヤバすぎる◯◯の事実」のような内容。過去の歴史を暴く!みたいな内容に終始して、今置かれている状況からどう軌道修正するの?みたいな内容は乏しい。2023/05/22

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