「戦後再発見」双書10 日米同盟・最後のリスク なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのか

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「戦後再発見」双書10 日米同盟・最後のリスク なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのか

  • 著者名:布施祐仁【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 創元社(2022/05発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784422300603

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内容説明

今、多くの日本人が知らないうちに大変な事態が進行している。米軍が日本全土に核が搭載可能な新型ミサイルを配備しようとしているのだ。このままでは唯一の戦争被爆国である日本は他国の軍隊に核ミサイルを配備され、中国・ロシアとの「恐怖の均衡」の最前線に立たされてしまう。独自の日本政府文書発掘で知られ、ジャーナリストとして第一線で活躍を続ける著者が計画の全貌を報告し、警鐘を鳴らす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くものすけ

9
戦後以来米国の従属国と化した日本の真の姿が描出されており、驚くと共にやっぱりそうだったのか仕方ないよなという諦め感が漂った。朝鮮戦争後、米国は仮想敵国を北朝鮮、冷戦時代は旧ソビエト、さらに最近は相手国を次々に変え乍ら”有事”に備え日本の”軍備強化”装備と共に法律関連の整備にも余念がないことが分かります。軍備を増強する為の”大義名分”作りは米国の得意技!本書の最終章で明示されていますが、俄かに言い出されている台湾有事も可能性は低いという意見に分がありそう…問題は今後、日本が米従属から如何に脱却するか! 2024/10/11

papacy

5
【安保神話から離脱を】安保の制定時から、米軍は日本を守るためではなく、東アジア防衛のためと言っていた。だが日本政府は国民の納得を得るために、米軍が日本を守る安保だと言い続けて来た。一方、昨今の中国軍事脅威や台湾有事を背景に、米国は日本へのミサイル配備、日本の軍事力強化を求めている。この軍備増強は中国が日本の軍事基地を攻撃するリスクを反って高めるが、未だ日本政府は「日本の防衛のため」と言い続けている。米中衝突の偶発リスクは高まる。アジア諸国と協力して米中対話を促すことが日本の防衛の道だと著者は強く主張する。2024/11/02

紫苑

3
「日米同盟」を背景に日本がどのようにじわじわと米国のアジア戦略に加担して(組み込まれて)いったのか、どの政権でどの点において加速していったのかが分かりやすい。憲法が蔑ろにされ、国民の生活を差し置いて軍事費が青天井になってしまった今、読むべき本だと思う。2023/04/14

さなぎ

2
現在、急ピッチで進む南西諸島への自衛隊のミサイル基地の整備の背景が知りたくて手に取った。アメリカの世界戦略の一貫であり、費用面や政治的な困難さから、自衛隊が基地整備を行っていていざとなれば、米軍と共同使用と言う事なのだと思う。謎なのは、明らかに日本防衛には役立たないのに、これを賛成する人が多いことである。単純な中国北朝鮮フォビアではなく、代理戦争だとしても中国に戦争で勝つことで、戦勝国になりたい日本人の欲望があるような気がする。なぜ、戦争の舞台になる可能性が高まるのにそれを望む人がいるのかを考え続けたい。2023/06/18

ネコ

2
敵基地攻撃能力って、誰が行使を判断し、誰が責任を持つのか。岸田首相は保有にあたって覚悟を持って決断したのか疑問だったが、この本を読んで疑問が解けた。 日米安保条約は、日本を守るためにあるのではなく、アメリカを守るために日本を利用するもの。3月の山本太郎の質問に対する岸田首相の答弁からも裏付けられる。 このままでは、日本は間違った情報で、二度と立ち直れない位の壊滅的な打撃を受けることになりかねない。2023/04/28

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