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内容説明
正体を知られてしまったら殺せ！それが掟。
その人生でいいの？ そのまま死んでしまっていいの？
敵対するヤクザの組長を単独で殺害し服役。25年の刑期を終え出所したヤクザ鬼束与（おにづかたすく）は故郷に向かう際に山で遭難し、妖艶な雪女に助けられる幻覚を見る。だが、その夜の出来事は幻覚ではなく現実、雪女は実在し「化生」と呼ばれる妖怪だった。雪女の名はユキ。東京で再びユキと遭遇した鬼束は彼女の協力を得て失踪した舎弟・月波次郎（つきなみじろう）と再会、衝撃の事実を知らされる。組長を夢見て頑張ったことが間違いだったのか、落ち込む鬼束を、ただ寄り添うことしかできないユキ……人間に惚れた化生は「正体を知られてしまったら殺せ！」という掟があることを知らされていた。それを避けるためには鬼束が裏切らないように自分の「虜」にしなければならない。鬼束は掟を知らずに己の冤罪を晴らすことを決意する。すべてはユキのために……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
地下鉄パミュ
7
久しぶり第3巻。元8・9・3と妖怪の恋。言い変えるとおっさんと若い子の恋なので、ときめく気がしないと思うが、それは先入観でときめくのよ。おっさんは真面目で堅物、妖怪は妖艶な魅力が有りながらも純情。サクサクっと事が進まないから良いのかもしれない。任侠物の雰囲気で妖怪物の雰囲気も味わえる。不思議な作品になって来たが、不思議な魅力で先が気になる。登録も感想も少ないけど続き読みます！本屋に置いてないのがネック。2023/04/13
