内容説明
老齢のロシア人元武器商人ボリシャコフが長く疎遠になっていた息子ユーリーからの連絡を受けて向かった先は、シベリア北東部アナドゥイリの寒村だった。
そこには、1962年のキューバ危機の際、ソ連によってひそかに設置されたサイロと二基の核ミサイルが今も眠っているのだ。
一方、オプ・センター長官チェイス・ウィリアムズは、イランから米国への亡命を希望するガセミ准将の尋問を行なうなかで、彼の亡命の裏に何か大きな策謀が隠されていることを察知し、メンバーに周辺調査を指示する……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
147
トム・クランシー死後も承継した作家のオプ・センターシリーズを読み続けています。新シリーズ第五弾、上巻は一気読みでした。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。 https://www.fusosha.co.jp/books/detail/97845940914082022/06/14
キムチ27
47
トム・クランシーがいって9年、未だに装丁にドカンと彼の名を配す。なんか商売めくのが嫌になって来た。継承された方もそこそこにシリーズのイメージを保って書いて行けているし。安定した展開(内容は世界を衝撃に陥れる事実がこれでもか!だけど)シベリアが登場すると身を乗り出してしまう・・しかも現場の幹部が武器販売の大物に。しかし、家庭は壊れ、彼自身何とも形容しがたい虚無の廃人的キャラ。ストーリーより息子と対峙する場面に会話が耳目に値している・・下巻へ2022/08/29
かんとり
5
オプセンター新刊。 ロシアからの大物亡命者、GRUの暗躍、オプセンターは何を捉えるのか? 前フリ、伏線のみの前半、盛り上りはナシでしたな、さて。2022/06/08
Nobuyuki
1
継続的に読んでいるオプセンターシリーズ。後続編も発売されてしまった中で漸く読む時間を取れました。 まだ前編なので話が広がって行った中で、佳境に向けて盛り上がり始めたのでは、と思ったところで後編へ。 後編でどの様に話が収束に向かって進んでいくのか楽しみです。2022/12/22