講談社文庫<br> 高架線

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講談社文庫
高架線

  • 著者名:滝口悠生【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 講談社(2022/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065280065

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内容説明

新刊『長い一日』が各紙誌で大評判。
若手随一の小説の名手、芥川賞作家の滝口悠生、初の長編小説。

思い出すことで、見出され、つながっていくもの。注目の芥川賞作家、初めての長篇小説。
風呂トイレつき、駅から徒歩5分で家賃3万円。古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して……。
人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

102
ゆっくり世界観に浸りたい方・豊島区や練馬区に縁のある方に読んでほしい本になっている!東長崎にあるかたばみ荘。ここはとても古いアパートになっているがちょっと変わっている。家賃は3万円。激安である。その代わりあるルールがある。住んでいる人が引っ越す際、次の住人を見つけなければならないというルールである。この本はそんな縁で住む人が繋がるアパートの住人やその友人の物語である。人が人を結んで話が広がる。ここに登場する人物が物語を語るためその登場人物のテンポが違うことに驚く。面白く誰にでも読める本になっている!2022/11/21

佐島楓

60
アパート「かたばみ荘」の住人の物語。とても面白く読んだ。自分では比較的まともだと思って生きている人でも、他人からはかなり変わった人だと思われていることはままある。そういった人間の面白さが存分に描かれている。2022/05/29

かみぶくろ

52
3.8/5.0 アパート住人とその周辺人物によるリレー形式で語られる、一人称パワー全開の物語。なんとも豊かで伸びやかな語りが続き、読んでいるというより聞いているような感覚になる。それぞれの語りにも個性があり、聞き心地もよく、基本みんな良い人で、穏やかな気持ちになれる。そういう小説を求めている人には素晴らしい作品だと思います。2024/01/28

三代目けんこと

40
誰に語っているのだろうと思いながら読んでて、最後の方でバッチリつながる。なんだか凄く良かった。2022/09/01

ろここ

27
群像劇と伏線回収が好きな私にクリーンヒット。家賃格安のボロアパートは、退去する時に次の住人を紹介しなければならない。住人と周辺人物から語られる様々な出来事が少しずつ重なっていくー。そして思わぬ繋がりと爽やかなラスト。 いろんな人の人生の欠片を垣間見る、小説の醍醐味を味わった。 解説を読んで、さりげなく読んでいたところがすごい技術だったと気付く。視点の移動かー。2022/10/11

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