内容説明
本書には、1907年に発表されたルパン第一短編集の9篇が収められています。ガニマール警部が活躍する「ルパン逮捕される」、ルパンの幼少期が語られる「女王の首飾り」、そしてシャーロック・ホームズとの出会いが見どころの「遅かったホームズ」など、フランスを舞台に、様々なテクニックを駆使して、貴族の館や城から絵画や宝石などを盗み出すルパンの傑作短編を英語でお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
29
《購入本》多読25冊目。小学生の頃に夢中になって読んだ記憶のあるアルセーヌ・ルパン。年を経てもやはり物語の面白さ、輝きは失われない。子供の頃のドキドキ感が頁をめくるごとによみがえった。本書はラダーシリーズのレベル3となっているが、英語はかなり易しい。日本人によるリライトのためか、日本人に理解しやすい構文となっている。最終話の「遅かったホームズ」の秘密のトンネルを開く鍵などはやはり日本語ではなかなか表現が難しい。リライト版とは言え、英語で読むことの楽しさを改めて知った。2017/09/16
Clean John
9
ルパ~ンさ~んせ~じゃないオリジナルのアルセーヌルパンをリライト版の洋書で読了。フランスの作品で和訳書も読んだこと無いけど、楽しめれば良いのです。様々な名前で色んな所に潜り込むルパンが巻き起こす、もしくは巻き込まれる事件はどれも不思議と引き込まれます。牢屋にいるのに予告状出したり、ルパンなのにルパンを追ったり、シャーロックホームズと対峙したり、などなど面白い話が詰め込まれています。そしてお待ちかね「The Queen's Necklace」はみんな大好き密室事件です!密室好きは読むべし。2018/04/10
アノニマス
8
ルパンという名前を見る度に詳しくはないのにルパン三世のテーマ曲が頭の中で流れる。ガニマール警部がルパンは盗みはするが殺人をするような人間ではないと言っていてどうしても銭形警部の姿が過る。ライバルとしてシャーロック・ホームズが登場したのでテンションが上がったがwikiによるとコナン・ドイルに無断で行ったことらしい。ホームズが顔を真っ赤にして怒る箇所に違和感があったのでやっぱりな…。当時は著作権が曖昧だったのだろう。2024/08/20
nobu23
3
単純な英文が多くて読みやすかった。3世じゃないルパンも普通に面白い。傑作選じゃなくて1冊正式なやつも読んだみたい。2015/10/21
shinobu
2
すっごく読みやすい! と思ったら、リライトしたのは日本人の方でした。2016/11/22