オスカー・ワイルドで学ぶ英文法 原田 範行

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オスカー・ワイルドで学ぶ英文法 原田 範行

  • 著者名:倉林秀男
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • アスク出版(2020/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784866393506

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内容説明

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大好評既刊『ヘミングウェイで学ぶ英文法』シリーズの続編です。
オスカー・ワイルドの名作『幸福な王子』を通じて、「作品を読み通す楽しみ」を存分に味わいながら、英語力の根幹である「英文法」の知識を深めることができます。
「英語学・英文法の専門家」と「文学研究の専門家」による「夢のコラボ」が実現。
英文法と文学研究の両面から、文学作品を芯まで味わいつくすことができる画期的な英語学習書です。
本書は、英語学習の1つの理想形を実現しています。
●誰でも無理なく楽しめます
本書収載の『幸福な王子』は童話ですので、英語そのものはそれほど難解ではなく、極端に長い文も使われていません。そのため、この作品は、基本的な文法知識を確認し、さらに応用的な英文法を身につけていくための素材として最適です! 高校生レベルから取り組むことができます。
●「作品を読み通す喜び」を得られます
本書は『幸福な王子』を6つの場面に分け、簡単な場面解説→和訳(「訳先出し」方式)→「語注付き英文」(文法ポイント洗い出し)→「洗い出した文法ポイントの解説」→「ワンポイント文法講義」→「場面解説」という構成になっています。これによって、多角的かつ徹底的な理解が可能になるとともに、文法に関する知識を深めながら、「作品を読み通す喜び」をどなたにも味わっていただけます!
●豊富な文法解説
「ここに気をつけて読もう」では、本文の内容に即した形での「文法問題」を提示しています。自分で考えながら原書を読み解く力の基礎固めを図れます。また、各場面には、「原級比較」「名詞構文」「強調構文(分裂文)」といったテーマを設定し、「ワンポイント文法講義」として、文法に関する小講義をつけています。まるで目の前で講義をしているような、ライブ感あふれる文法解説をお楽しみいただけます。
●コラムも必読です!
原田教授は、日本におけるオスカー・ワイルド研究の第一人者であり、作品解説やコラムは必読です。オスカー・ワイルドという人物、当時の時代背景、またキリスト教に関する知識が無ければ、この作品を正しく味わうことはできません。本書の「場面解説」および「コラム」では、『幸福な王子』という作品に対して、文学的に鋭く深く切り込んでいます。「文学的な読み方・考え方」を知ることができます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かさお

28
高校生レベルから楽しみながら学習出来る。幼い頃に読んだ「幸福の王子」世界昔話で観た「ナイチンゲールとバラの花」イメージは【自己犠牲による美徳】しかし解説と共に読むと、かなりの自信家のオレ様で結婚後に男性を恋人に持ち投獄されるなど かなりの波瀾万丈ぶり。また、英語学習本を読む時の密かな楽しみがある。練習問題などの英文の不自然な和訳にツッコミを入れること。【もし十分なお金があれば貴方と共に行くのですが】→え、たかりですか?【カレはカレンのカレシです】ダジャレ?バカリズムとか大喜利に使ってほしいと常々思う。2024/01/18

風に吹かれて

16
 英文を読みながら英文法を学ぶ本であるが、The Happy Princeでオスカー・ワイルドの世界に入門できる本といってもいいかも知れない。 英文中の重要ポイントを詳しく解説するほか、ワンポイント文法講座でいくつかの文法について解説。「無生物主語構文と名詞構文」、「強調構文(分裂構文)の用法」がとても参考になった。でも、やはり名詞構文の理解が私には厳しい。英文に触れることが少ないからかも知れない。 ➡ 2020/12/15

Nobu A

8
同著者の「ヘミングウェイで学ぶ英文法」シリーズに続き読了。20年7月初版、同年9月第2版。文法理解回帰の人気が窺える。ただ、英文法と言っても当該文学で扱われる限られたもの。しかも、複雑な構文ではなく流れるような文体に使用される汎用性が高い中高生レベルの語彙を含む文法の解説。寧ろ行間を読むと言った類に近い。これで着実に英文法理解が促進したと言うより、例えば、習得が難しい定冠詞・冠詞をものにして英文を読む際、見える世界が変わる感覚に近い。いずれにしろ、なかなか読む機会がなかった文学作品に触れることが出来た。2022/09/25

カイロス時間

8
The Happy PrinceもThe Nightingale and the Roseも読みやすかった。著者が言うように文章の「音」がよい。リズム感があるというか、ノリが伝わってきた。倒置の文型がとても効果的な気がする。文が倒置するのには理由がある。前の文を受けてその流れに合わせようとするから、本来は先頭にないものが前に出てくる。でもそのおかげで読者は情報のつながりを感じられ、文と文を切れ目なく読み進めることができる。音声的な工夫とは別に、この内容的な滑らかさも軽やかなテンポを作り出している気がした。2022/05/02

れなち

7
オスカーワイルドの『幸福な王子』を読みながら英語やワイルドについて学べる本。短い本文とはいえ、ひとつの作品を最後まで読めるというのは達成感があっていいですね。ワイルドなので毒々しい展開を予想していたけど、最後までピュアな童話だったので逆にびっくり。文法は高校のグラマーのおさらいレベルながら、"He is gone"のように現在形なのに完了の意味になる理由など、時々言語学や古英語にまで踏み込んで解説してある点がよかった。たぶん同シリーズのヘミングウェイより題材的に読みやすいので、最初の一歩におすすめです。2021/09/12

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