内容説明
※電子版には画像は収録されておりません。
グリフィス、ジョン・フォード、ドン・シーゲルから小津安二郎、コッポラ、トニー・スコット、デイヴィッド・ローリーら映画監督。スタンダード、ヴィスタヴィジョン、シネマスコープなどスクリーンの変遷。FOX、MGM、ワーナーブラザース、パラマウント等スタジオの歴史など。映画を彩るさまざまな要素をわかりやすく解説し、自身の映画体験と重ねて始めて語られる「ショット論」。世界中の映画ファン、必読かつ垂涎の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
231
物語を超えた何かが映画を震わせる。その瞬間に心打たれる僥倖。自分の感性を信じて、他人に迎合しないことの大切さ。映画という不可思議な存在を語る楽しさと難しさを教えて頂きました。あと、「演出」の映画と「撮影」の映画の違いとか。「撮る」ことの「現実=現在」性とか。深淵な映画論を堪能できます。それと、ドン·シーゲルと聞いて「殺し屋ネルソン」(表紙)を想像できないようでは、21世紀の映画の批評家としては失格とのことなので、観とかなきゃと思います。2023/01/09
keroppi
63
今年出版の「ショットとは何か歴史編」が気になったのだが、その前にまずはこの本と「実践編」を読んどかなかくちゃと思って手に取った。映画におけるショットの重要性を具体的な作品をあげながら解説していく。あげられる作品が50年代のものが多く、そのショットが思い浮かばないのが残念。世間的には評価されている作品に容赦ない批判を繰り広げる様は痛快ですらある。ショットとは「寡黙な雄弁さ」「雄弁なる寡黙さ」によって見る者を動揺させるものだと言う。こういう視点で映画を見つめ直すのもいいかもしれない。「殺し屋ネルソン」見たい!2024/12/27
Sam
57
蓮實先生の映画本はとうに卒業してあとは実践あるのみ(=観るのみ)と思ってたが久しぶりについ手にしてしまった。書名から理論書?とも思ったが、確かに「ショット」というテーマで語られる多くの作品の解説は(ほとんどの作品は観てはいないものの)なるほどと感じたし、「撮影」の監督と「演出」の監督がいるという整理も参考になったけど、でもやっぱり理論とも言えない理論(「理論は到底映画に追いつけない」とあからさまに白状している)と、蓮實先生の映画への偏愛に満ちた一冊であり、凡百の理論書が到底かなわない面白さ。2022/06/16
harass
48
KindleUnlimited。対談形式なので難解ではない。しかしまあ映画をよく見て覚えているのだなといつも感心する。ある時期著者がよく言及する映画を観ようと努力したが、田舎の人間はその機会も少なく、じきに諦めてしまった。映画の快楽、画面の構図、シーンの動きなどを語るが、やはり実際にそのシーンを観なくてはとおもうのだが。誰にもある人生の一瞬のような主観をフィルムに焼き付けた芸術について語る。まあ今でもなかなか見れなくなった作品を絶賛し、世間的に有名な作品をこきおろすいつもの芸風を楽しむ本。良書ではある。2025/10/13
Tenouji
18
「ショットとは何か」が知りたくて読んでみた。が、紹介されている映画が古くてみたことがないw。試しにサイレント映画 「ドリーの冒険」をみてみる。少し不思議な感じを受けた。映像だけでストーリーを理解できるんだ…その後、実際に町の中で人の動きの見え方が少し変わった気がする。ショットとは「映像でコンテキストを表現する際の要素であり、それが予期的に雄弁なもの」ほど素晴らしく、その要素は映像から分離不可能だと。言語だとフレーズや言葉に分離可能だとのことだが、言葉についても、そう考えること自体が幻想ではないだろうか。2025/07/09
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