Web世代が知らないエンタープライズシステム設計

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Web世代が知らないエンタープライズシステム設計

  • 著者名:IT勉強宴会【編】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 日経BP(2022/04発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296112326

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内容説明

会計や販売管理などのシステムについての知識が少ないWeb系のエンジニアにはもちろん、業務システムにかかわる全てのエンジニアにとって、予定通りにエンタープライズシステム、つまり企業情報システムを予定通りに稼働させるのは至難の業です。
 稼働のカギはシステムの設計にあります。本書では長年の経験を持つプロたちが、16の視点から、実践的なシステム設計の80勘所を示します。
 全てを読めば、データモデリングを通じた業務設計、正確なプロジェクトのスコープとデータモデルを用いたセオリーの決定、GOALの共有、システム開発方法論とデータマネジメントを通じた業務ドメインの理解、適切なキーパーソンへのヒアリングとこれを反映した業務フロー図、データモデルの作成、などについてその道のプロならではのものの見方、仕事の進め方が自然と伝わってきます。
 腐ることのないシステム設計の本質に迫る、独自のノウハウ満載の他に類を見ない1冊です。

目次

第1章 若奥さんを助けるための「花束問題」、これが解けたら立派な中堅技術者だ
第2章 本当は怖い「プログラミングの学び過ぎ」、実装オジサンを避ける必須知識はこれだ
第3章 顧客の要件があいまいすぎる? プロは嘆く前に「専門性」を磨く
第4章 スコープ決定の「やってはいけない」、予算や納期にこだわるべからず
第5章 DX時代にUI偏重は危険、ユーザーヒアリングのまんま設計するな!
第6章 2025年の崖を前に再構築を見送り、情シス部長はなぜそう決めたのか
第7章 しっかりしたシステム企画を立てるコツ、アリストテレス伝来の「型」にはめよう
第8章 「構築すべきではないシステム」の構築を避ける目的手段展開法
第9章 「RDB 生みの親」の提言から 50年、データの泥沼から出られない日本企業
第10章 設計者やプログラマーは「見えない問題の探求者」、創造の暗黙知を継承せよ
第11章 ジャック・ウェルチをぎゃふんと言わせた、伝説のコンサルに学ぶ「方法論」の本質
第12章 システム設計で成功したいあなたへ、業務ドメインにデータモデリングで切り込もう
第13章 顧客の部門長に何が何でも会い、「あるべきシステム」を掘り出せ ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちーくん

3
泥臭い話も含めたシステム設計の話で読み応えがありました。特に、「若奥さんを助けるための花束問題」に、システム設計のすべてが凝縮されていると感じます。システム=ITではなく、システム=業務の流れ全てなんですよね。その業務の流れの「あるべき姿」から描くことが、システム人材に求められることなんだと思います。2022/08/27

sho_kisaragi

0
日本のシニアエンジニアたちは何を憂えているのかを知るために。 古のエンジニアたちが昔何をしてきて、今までにどのような事をしてきたかを若者に伝えるための読み物です。なにかを解決するためにかかれているためではなく、過去にはこんなことがあって、こういったところに気をつけてきた。こんなことを考えてきた。という昔話からのシステム設計の勘所をまとめたものです。 はじめにの次に勘所のまとめがあるので、普段はそこで十分です。自分の課題にマッチしそうな事があれば、本文からキーワードを拾って次の学習に繋げましょう。2023/08/18

okhiroyuki

0
データモデリング大切というところはよくわかった。これは、勉強会の書き起こししたものだったのかな。最初のほうが読んでいて面白かった2023/03/27

Satsumaimo Marron

0
復習もかねて読んでみた。これを読んだweb世代はどう感じるのかが知りたい。また、逆の視点としてエンタープライズシステム世代が知らないwebシステムのほうも知りたい。 アンソロジー形式でそれぞれの著者の視点で書かれているので読み物としても面白かったです。2023/03/15

るゐ

0
業務整理とデータ整理の両方があって初めてシステムができる。とくにエンタープライズシステム設計の流れや感覚的につかんでいることが整理されているため、多くの方に読んでほしい。システム開発は失敗することが多いので、1つでも成功できるように知識を獲得していきたい。2022/11/18

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