内容説明
渋谷区広尾のマンションで男の死体が発見された。男は人材バンクの社長・西岡卓。だが現場にはなぜか組織犯罪対策四課(広域暴力団対策係)の刑事の姿があった。一方、鹿取警部補は、三好組組長の三好義人が麻薬取締法違反で逮捕された件で、警察庁警備局長の田中一郎から呼び出しを受けた。三好逮捕の裏に、警察内部で仕組まれた罠があるのではないか? 警察組織の闇の中で、児島と鹿取は孤高の闘いにいどむ。シリーズ三作目にして、最高傑作の書き下ろし警察小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
myunclek
7
好きな警察小説だったのに、少しダラダラ読みすぎた。やっぱ、一気読みしないと登場人物の男気にはついて行けないって感じ。 「公安捜査」がⅢから、この「捜査一課」もⅢからの読み始めになってしまった。Ⅰから読み直しだな。2013/10/19
尾塚
4
著者の捜査一課シリーズの3作目。3係の鹿取・児島の両刑事の破天荒な捜査が小気味いい。話のテンポがいいので楽しめました。今回は友人の三好組の組長が逮捕されその冤罪をはらすといった話。その上、鹿取警部補を陥れる罠が警察内部にあったなんて。それにしてもヤクザの組員と事件解決なんて絶対ありえないと思いますが、この種の警察小説があってもいいかなとも思いました。何となく好きなシリーズのひとつです。2013/04/25
vagabond830
4
一気読みでした。アウトレイジやHEATみたいな映画のように読んでしまった。ハマのホタルはいつ登場するのやら。。2013/01/24
だいゆー
4
相変わらず蛍橋の消息は分からないが、三好の過去が少し判明…三好のために鹿取と児島がそれぞれ動き回り、警察上層部(?)にも喧嘩売り…(^^; 2013/01/23
ナオ
4
鹿取の男気や三好の優しさが心にしみる作品だった☆まぁ、しっかり読まねばストーリーが把握しにくいがとてもいい作品だった2013/01/12