内容説明
【家康があと一年早く死んでいたら徳川政権はなかった!】 徳川家康、卑弥呼、安倍晴明……しぶとく生き抜き、成功を掴んだ歴史上の人物たち。その知られざる生き様とは――? 超高齢社会に生きる現代人に元気を与える、エネルギッシュな痛快日本史エッセイ! 各媒体で話題となった『くそじじいとくそばばあの日本史』、大好評のシリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
17
図書館本。前作に引き続きくそじじいとくそばばあが大活躍。最近は「人生100年」と言われるが、正直「これからまだ50年近く生きるなんて気力体力に不安しかない」と思うが、医療も栄養も不十分な昔でも長生きしたゆえに歴史に名を残すことが出来た人、老いてなお活躍した人など「長生きしたもの勝ち、長生きも悪くない」と思わせるエピソードの数々。みんなすごいな。とはいえ老いの悲しみ、苛立ちは今と変わらず、「老害」と下の世代から邪険にされるのも同じだなあ。高齢社会日本、くそじじいとくそばばあばかりの国になっていくのかなあ。2022/09/12
みいやん
9
返却日の関係で第2弾から読む。この場合の「くそ」はほめ言葉だそうだ。2022/05/11
めえめえ
5
第一弾は未読。長生きをするといいこともあれば悪いこともあるのは今も同じだけど、昔の人は今よりは短命だったので、長生きをすることで功績を残した人たちもいるということ。定家の出世欲が意外だったのと、馬琴は嫌な爺さんだな…2022/09/06
FFM
5
長生きすることによって歴史に名を残すことのできた爺婆。前作も読んでみたいと思います。2022/04/28
ユウティ
4
愛すべきくそじじい&くそばばあ。新書だからか少し堅かったかしら。これでもかと色んな長生き人生が紹介されている。1/3位までは単純に長生きによって人生やらお家やらが繁栄したというような話。それから、歳をくってもやたら心の幸せな人や、逆に拗らせて面倒くさくなった話などで、こちらの方が読んでいて楽しかった。中にはじじばばの春画が縁起物として扱われていたとか、楽しいじじいなんかも登場してこれまた面白かった。健康な体、教養、運、さらに野心も持ち続けた凄い人たち。でも家族とか部下はどう思っていたのだろ?2023/03/15