ポプラ新書<br> くそじじいとくそばばあの日本史

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ポプラ新書
くそじじいとくそばばあの日本史

  • 著者名:大塚ひかり【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • ポプラ社(2020/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591167632

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内容説明

貪欲に、したたかに、歴史を生き抜いた老人たち。 100歳過ぎまで政界に君臨した僧侶、柴田勝家の最期を記したおばあさん、実はエロ爺だった一休さん、老いて盲目になっても書き続ける曲亭馬琴……など、知られざる老人たちの逸話が登場。 また、江戸時代にもあったご長寿ブームや昔もあった8050問題など、現代社会にも通ずる高齢者問題にも着目。 古典から読み解く、パワフルな生き方の秘訣とは――?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

139
「くそ」はパワーワードらしい。タイトル見て真っ先に浮かんだ北斎や一休さんは、やっぱり入ってました。現代もいらっしゃいますよね。もはや妖怪の域に達しつつある方。「にくまれジジババ、世にはばかる」。性格悪いから長生きできたのか、長生きしてるうちに肝が据わったのかはわかりませんが、章によってバラつきはあるものの、エネルギッシュに歴史に爪痕を残したジジババが勢揃い。ここまでいけば立派なもんです。超高齢化社会を活力あるものにするためには、高齢者総「くそ化」しかないか・・・?総モンスター化は勘弁して欲しいけど・・・2020/12/21

えみ

71
一回素通りして、すぐに戻って二度見した。二度見しない人いる?というくらい強烈な印象を与えるこのタイトル。いや、言葉遣いダメでしょッ。なんて思わず注意したくなるけれど、読了した今なら胸張って言える!日本史に君臨する「くそじじいとくそばばあ」最高だ!!恥も外聞も気にしない、道徳など取るに足りない、命?それより金だろ。生きるということはエロである。的な周りを圧倒する豪然たる態度で自由気ままに生き抜いてきた老人たち。こんな日本史見たこと無い。ただ一つ自信をもって言えるのは、その破天荒さ…何故か元気をもらえるのだ。2023/03/20

Makoto Yamamoto

60
江戸以降の日本は諸外国に比べて、衛生観念が発達していたので、庶民も長生きしていたのは間違いないと思う。 この衛生観念は昔の上流階級から引き継がれてたのではないかと思っていたので、長寿の老人がいても不思議ではないだろう。 日本書紀等に登場する天皇の長寿は当時は今の1年を2年とする春秋暦を使っていたとかで、結構正確ではないかと思っている。 老害は今も昔もあったようだが、素晴らしい老人たちがいたのは間違いないだろう。 天海和尚は家康より年上で長生きし、家光に信頼される超人だったとか。 面白い。2021/04/04

ヒデキ

58
めっちゃ面白い視点で日本の古典や昔話を切り込む一冊 なんか、日本の物語って、老人が、老人のために語っていたんではないかと思ってしまいながら読んでいました。 2022/09/24

shikashika555

43
宇治拾遺物語、今昔物語、古今著門集、世間胸算用などなどの古典から抜き出した 逞しきクソジジイとクソババアたちのエピソード。 古来日本の老人は粗末に扱われていた。その中で生き残るには知恵(=ずる賢さ)と傍若無人な逞しさが必要だった。 その中でも人の口に語り継がれるほどの図抜けた破天荒さとおかしさに、呆れながらも自分の老後の参考にしようと思いつつ読了。 2021/02/17

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