ろう者と聴者の懸け橋に - 「手話通訳士」兼「日本語教師」の挑戦

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ろう者と聴者の懸け橋に - 「手話通訳士」兼「日本語教師」の挑戦

  • 著者名:鈴木隆子【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 大月書店(2022/04発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784272360970

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内容説明

日本で唯一の手話&日本語講座の教室から

言語学習の体系的メソッドによって聴者には手話を教え、ろう者には手話で日本語文法を指導する、その教授法を公開。ろう者への差別や偏見、手話の世界の問題点にも言及。ろう者と聴者が互いを尊重しあえる社会をつくるために。

※本書は、大月書店刊『ろう者と聴者の懸け橋に――「手話通訳士」兼「日本語教師」の挑戦』の電子書籍版です。

【著者】
鈴木隆子
「テンダー手話&日本語教室」代表。手話通訳士。日本語教師(日本語教育能力検定試験合格)。手話教室のほか、聞こえない人のための「手話で行う日本語講座」も開講。著作に『サポート手話』(共著、UDジャパン)。

目次

プロローグ 手話でおこなう日本語講座――聴覚障がい者のサリバン先生として
第1章 ろう者にとって日本語とは――大学入学までの長い道
第2章 日本語が苦手な聴覚障がい者が多いわけ
第3章 知っておきたい「日本語対応手話」と「日本手話」の違い
第4章 「聞こえない」ことの違い――「ろう者」「中途失聴者」「難聴者」「人工内耳装用者」それぞれに異なる大変さ
第5章 手話講習会が受講生を苦しめるなんて――「手話の世界」で涙した多くの人たち
第6章 「日本語教師」と「手話通訳士」、二つの資格をもっている理由
第7章 手話と日本語の指導に不可欠な言語知識――テンダーメソッドへ
エピローグ 正しい言語知識を広めるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃんあや。

6
仕事に必要な為読んだが、手話はシンプルに日本語を手指で表現した言語だと思い込んでいたことが分かった。日本語と手話では文法が異なるため、ろう者にとっての日本語は「第二言語」になるという。しかも、生まれつきのろう者が使用する「日本手話」と、中途失聴者や手話を学ぶ聴者が使用する「日本語対応手話」もそれぞれ全く異なった文法で表すとのことに驚いた。恥ずかしながら、手話はひとつだけだと思っていたので、複雑な世界なのだということを知った。2023/05/19

コービー

2
ろう者の方の感覚や聴者が勘違いしやすいことについて色々と知ることができました。ろう者の方にとっては日本語は第二言語で、聴者にとっての英語と同じ。耳が聞こえない状態で英語を1から習得するとしたら、途方もない努力が必要ですよね。それをろう者の方々はやっているけど、完璧な日本語を習得するのは難しく文章が誤っていることも多い。それを見て「ろう者の方は劣っている」と思うのは間違っている。そもそも、ろう者の方への手話の指導方法は学校や先生によってもまちまちだそうです。知らない世界を知ることで新しい視点を持てますね!2024/12/23

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