芸術する人びとをつくる

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芸術する人びとをつくる

  • 著者名:喜始照宣【著】
  • 価格 ¥5,060(本体¥4,600)
  • 晃洋書房(2022/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 1,380pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784771035867

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内容説明

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日本の美術教育は、芸術家としての生き方・あり方にどのような影響を与えているのか。美大生の子ども時代から大学卒業までの人生を手がかりに、「芸術家になる」過程を社会学的な視点から描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

4
美大生なる人種のちゃんとした研究に触れたのがはじめてだったので、興味深く読みました。これまでいろいろな証言や物語という形で漠然と捉えていた美大生メージを量的、質的両面から裏付けてくれる研究で、マスとしての美大生を論じる場合の最大公約数をここから引くことできると思います。個人的にはアートなるものが嫌いなので、比較対象としてのげーじゅつかの卵たちの生態が把握できたのが収穫でした。その反面、ステレオタイプを証明したにとどまり、特に驚く発見はないとも言え、この分野を専門に特に興味がある方には不満かもしれません。2025/09/18

たろーたん

2
知見のメモ。「美大生になるのはどんな家庭出身か」経済収入はまちまちだが高学歴が多い、家族に芸術系学歴・職業従事者率はどちらも15%程でそこまで多くない。子供時代は、「小・中学時の美術にかかわる褒章の蓄積」「一人での日常活動」「中3時の美術成績が高い」の3つが共通している。大学の橋渡しとなる予備校・画塾経験者は7割以上。しかし、予備校率が9割の大学もいれば通ってないが7割弱のところもあった。予備校・画塾は大学での制作活動での基盤になり、大学の異質さの先取りになり、多くの学生が肯定的な評価をしていた。(続)2022/10/27

Go Extreme

1
美大生の社会学に向けて: 芸術家養成と専門教育 高等教育と芸術・文化生産の研究 ディスポジション/ハビトゥス 美術系大学の学生の子ども時代: 出身家庭の文化的・経済的状況 美術に親和的なディスポジションの形成背景 美術系高校・大学への進路選択 美術系予備校・画塾を通じた文化獲得: 有用性と機能 美術系予備校・画塾が学生の大学生活に与える影響: 経験度合いによる大学生活の違い 美術系大学の学生の大学生活満足度 美術系大学からの卒業後進路選択 美大生の社会学から日本の芸術家養成を考える2022/05/11

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