内容説明
学校も保護者も民間教育も、子どもたちが社会で生きていく力を育てるという教育の本質を見失ってしまっています。
そこをなおざりにしたまま、ただ受験の勝利だけを目指すような「デタラメ受験戦争」ともいえる状況が蔓延しています。
(「はじめに」より抜粋)
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子どもの教育について悩みを抱える親は多いことと思います。
むしろ、まったく悩みがない人のほうが少数派のはずです。
変化が速く先行きの見えないグローバル社会を生き抜くために、
しっかりとした学力をつけさせたい、
そのために少しでもいい高校・大学に進学させたい――。
教育に唯一絶対の「正解」はありません。
時代が変われば、それとともに必要な教育も変わっていきます。
昔であれば、教科書的な学力を定着させて受験に成功させればそれでよかったのかもしれません。
しかしこれからの時代はそれだけでは不十分です。
刻々と変化する社会をたくましく生き抜いていける学力とは何か。
そしてその学力を育てる教育とはいったいどういうものか。
学習塾を経営し自ら教壇に立って指導をする著者は、
現在の受験本位の教育は本当の意味で子どものためになっていないことや、
さまざまな「デタラメ」が横行していることに警鐘を鳴らします。
現代に求められる教育の本質について考察し、
知育と徳育を兼ね備えた真に必要とされる教育のあり方を提言する一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark X Japan
9
受験勉強自体は、自分のためになることも多々あり、必要だと思います。しかし、いい学校を卒業しても、社会や会社では活躍できない人が少なからずいます。受験勉強のための受験勉強をしてきた学校人が陥る隘路でしょう。ちゃんと勉強していれば、大河ドラマを楽しめたり、ニュース番組を見ても大体は理解出来ると思います。また、様々なことやいろんなジャンルの本に興味を持ち、教養溢れる人生を謳歌できるでしょう。先の先を見据えた勉強や勉強する環境が大事です。☆:4.52022/03/21
Ayakankoku
5
すごく偏った考え方だなというのが率直な感想。2023/06/05
ぽん
1
タイトルから、もっとえげつない実態が暴かれるかと思ったが、案外そうでもなかった。通知表の項目が変わったことに「ほえ~」と感じるくらい/高校生になると通塾率が下がるというグラフは面白い。受験戦争って大学受験が主戦場だと思ってたから、通塾率のグラフがこんな形をしているとは予想できなかった。「受験戦争」と聞いて大学受験のことだと思って本書を手にとったが、それが思い込みだった2022/06/08
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