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内容説明
「仕事の未来についての経済学の最先端」L・サマーズ。気鋭の経済学者がALM仮説等の経済学成果とAI革新の最先端を接続し分析。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすお
7
AIやロボットの普及で人がやらなければならない仕事が消える「テクノロジー失業」と呼ぶ事態が近い将来におこる。適切なデータとともにその未来が示される。また、昨今の経済ニュースで「分配」とか「格差」「中間層を強くする」といった言葉を耳にする。なぜそのような話題が現出するのか、その背景を本書を読むと実感できる。これまでは技術進歩で産業構造が変化しても、仕事が不足することはなかった。筆者は条件付きベーシックインカムの導入など、もっと政府が介入して解決することを提唱している。楽観的かつ危機的な感情を受けた本だった。2022/05/30
yes5&3
3
kindle版で。日経5/14書評「この一冊」から。AIにより仕事が”足りない”世界がやってくる。AIは仕事を代替する場合もあれば補完する場合もある。単純労働は仕事を奪われる、いや高度な判断を伴う仕事も奪われる、の先の話。何に対して仕事が足りないのか、分配するため。仕事は何のためにするのか、働く必要のない社会で人はどう生きればいいのか、分配するための政府機能が必要。なかなか新しい視点で考えさせられる。2022/06/07
chiro
1
AIによって仕事が減少することから生じる仕事不足が蓋然性の高い事を示しながらそれに対してどういう形で世の中の仕組みを継続させていくのかという課題に対して著者は行政の新たなアプローチの必要性を主張している。「仕事」の意味づけから展開される提案は非常に示唆に富んでいるが為政者がこうした課題に対してどこまで真摯に取り組めるのか?少なくとも我が国にはこの問題意識を持ち具体的な施策に落とし込める政治家は皆無だと言わざるを得ない。2024/04/28
地に足をつけて生きたい
1
期待していた「AIとともに歩む社会でどのような働き方、職業が求められるのか」の答えは見つかりませんでしたが、経済学に疎い身でも興味深いトピックが盛りだくさんで最後まで楽しく読むことができました。 「この業界、職業、スキルで生きていくんや!」というよりも「これからは何が起こるか分からないから、その都度の"学び直しスキル"を高めたほうがいいよなー」と、キャリア形成の外枠と指針をなんとなく意識できるようになった気がします。 今後の人と社会とテクノロジーの在り方に対する大局観を養う本としてオススメ。 2024/01/30
takao
1
ふむ2023/06/05