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内容説明
画家、科学者、軍事顧問、舞台演出家など多彩な顔を持ち、光学、幾何学、解剖学などを独自に研究。様々な分野に革命的インパクトをもたらし、普遍の価値を持つ名画を遺した――。ルネサンスを代表する”万能人”レオナルド・ダ・ヴィンチは、なぜ不世出の天才たり得たか。稀代の伝記作家が、全自筆ノートを基にその秘密に迫る。
人類初の「創造者(イノベーター)」は何者だったのか?
『スティーブ・ジョブズ』著者が7200枚の自筆ノートを読み解いた決定版評伝!
なぜレオナルド・ダ・ヴィンチを描くのか。それは私が伝記作家として一貫して追い求めてきたテーマを、彼ほど体現する人物はいないからだ。芸術と科学、人文学と技術といった異なる領域を結び付ける能力こそが、イノベーション、イマジネーション、そして非凡なひらめきのカギとなる。(本文より)
※この電子書籍は2019年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark X Japan
13
レオナルド・ダ・ビンチの思ったより知られていない、生い立ちから多才の源泉まで深掘りしています。後半は、最後の晩餐やモナリザが楽しみです。☆:4.02023/05/13
スプリント
8
万能の才能を持つ男が幼少期どのような生活を送っていたのか。 前半生に興味があったので満足な内容だった。2024/04/27
タカボー
6
万能の天才であるダ・ヴィンチが、多岐にわたる能力をどんな経緯で身につけてきたのかが興味深い。何でもできるなら科学を極めた方が公益性が高いと凡人の私は思うけど、天才の彼はそう考えなかった。自然、感情、空想などの全てを一枚に表現できる絵画こそ至上という考え方がこの時代らしくて面白い。ルネサンスという時代も良かったし、周りに才能溢れる人が多かったのも原石が磨かれた要因だと思う。2024/06/07
takakomama
6
著者が7200ページのダ・ヴィンチ自筆のメモを読み込んで書いた評伝は圧巻。上巻はヴィンチ村で生まれてから「最後の晩餐」を描く前まで。レオナルドは絵画以外に舞台演出や科学、解剖、機械工学など、関心のあることが多すぎて、次から次へと興味が移っていきます。500年以上前の人とは思えない、時代を先取りした発想や発見は、まさに万能人! 豊富なカラーの図版も嬉しいです。2022/08/12
薫風
6
“万能の人”ことレオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を追いつつ、いかにして革新的なアイデアを生み出したのかを解説した伝記です。彼が優れた芸術家であり科学者であったことは周知の事実ですが、イケメンで気まぐれ屋で同性愛者で兵器の開発も行っていたことは知られていないですね。2022/04/17




