小学館文庫<br> 消える息子

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小学館文庫
消える息子

  • 著者名:安東能明【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 小学館(2022/03発売)
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  • ISBN:9784094071276

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内容説明

親子の前世を巡るタイムスリップミステリー。

「ぼく、あそこで殺されたんだ」

八王子の公務員、宮津和夫は、相模湖に連れ立った息子から驚愕の告白をされる。同時に、息子の首には絞められたような痕が浮かんだ。以来、和夫も水辺で謎の男を絞め殺す悪夢にうなされるようになる。

33年前に発見された変死体と息子の発言には、奇妙な符合があった。息子は和夫が前世で殺した人間の生まれ変わりなのか。自問を繰り返す和夫はある日、視界が歪み、気づくと33年前の八王子に立っていた。和夫は息子の前世と思しき男と出会い……。

男を救えば現世の息子は消えてしまう?
究極のタイムスリップミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

82
安東さんのタイムスリップものも珍しい。息子が突然「僕あそこで殺された」驚く父親。父親・和夫も人を殺す夢を見る。息子は誰かの生まれ変わりなのか、和夫の夢に出る死んだ男は息子の前世?息子の発言から33年前の殺人事件が判明。ある日突然和夫は33年前の自分が生まれた年にタイムスリップ。古き良き昭和の時代が色濃く反映される中、和夫が抱える謎への旅が始まる。殺される男を死なせてはいけない、でも死ななければ息子は生まれない。和夫の葛藤、若き日の母親の秘密。時空のゆがみの中で見えた驚愕の真実。奇想天外ながら一気読み。2022/03/20

うまる

41
前世の謎とタイムスリップ。死んでほしくない人と生まれてきてほしい人が連動しているのが面白かったです。最後にもう一段階なにかあってほしかったなとは思うけど、過程は楽しめたのでまぁ満足。タイムリープと違って、いきなり存在しなかった時代に行く事の大変さが良く出ていました。やはりいつどこに飛んでしまっても良いように、日頃から金の針金を腰に巻いておかなければいけませんね。主人公お疲れさまでしたという読後感です。2022/03/15

フロッグ

12
なんとも不思議な話だったけど、おもしろかったー。タイムスリップで行ったり来たりして時々混乱したがなんとかついていけた。2022/06/01

チャリー・コグコグ

11
タイムスリップ+ミステリーときてタイトルが『消える息子』。上記の要件でおおよそ想像できるストーリー展開。不可なく。2023/01/01

浅見陽一郎

11
初めての作家さんの作品、紀伊國屋書店国分寺店で平積みで 地元八王子が舞台のミステリーというポップ、どんなものか読んでみたが、何度もループするタイムスリップ、2008年と1975年 読んでいて何が何だか分からなくなる程のタイムスリップの繰り返し。人間の生まれ変わり、輪廻とタイムスリップを融合した新感覚ミステリー、けっこうのめりこめました。2022/04/08

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