警察犬になったアンズー命を救われたトイプードルの物語

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警察犬になったアンズー命を救われたトイプードルの物語

  • 著者名:鈴木博房
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 岩崎書店(2022/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784265840083

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内容説明

茨城県初の小型警察犬として犯罪捜査や行方不明者探索で活躍するアンズ。3年前、殺処分寸前にベテラン訓練士の著者に引き取られ、1年半の訓練を経て、試験に見事合格!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

55
こんなに可愛いトイプードルを血統書付きで買って、気にいらないからと虐待をしてきた飼い主?の中年女性。その犬を殺処分する施設に捨てに来た男性。幸い警察犬を指導する著者が居合わせて救われました。多くの人に愛されながらも、中年女性が近づくと服従の体勢をとってしまう杏。小さな犬にとっても虐待のトラウマはなかなか消えないのだと哀しくなる。温かく見守って、杏の頑張りを助け、警察犬として活躍できる場を与えてくれた著者に感謝したい気持ちになりました。2019/07/06

トリオネア

40
アンズちゃんはテレビで見た事があったけど、まさかこんな背景があったとは。飼い主によって茨城の動物指導センターに持ち込まれ、当日に殺処分されるかも知れなかった生後3ヵ月のトイプーの子犬が、シェパードに交ざって遜色ない警察犬になるまで。2019/12/17

わんこのしっぽ

37
児童書ですが、大人が読んでも楽しめる本。保護犬として鈴木さんとの出会いの場面は、無責任な元飼い主に憤りと衝撃を受ける。シェパード君たちも含めて鈴木さん家族に支えられ一つずつ試験をクリアしていくアンズちゃんの姿に、読んでるこちらも気を貰える一冊です。2017/02/20

はな

28
本を読んで泣いたのは久しぶりでした。「この犬、もういりません」と動物指導センターに連れてこられ、殺処分されそうになっていた生後三ヶ月のトイプードル。飼い主の怒声を聞きながら「いらない‼」と言われ、ケージの角でぷるぷると震え、どれだけ怖かったことでしょう。警察犬指導士であった作者さんと出会い、難しい試験をいくつも乗り越え、警察犬を目指す姿にはとても勇気づけられました。うちにもアプリコット色のトイプードルがいます。人間の身勝手な理由で物のように捨てようとする人が本当に許せません。アンズちゃん、よく頑張った‼2019/08/18

ひなきち

23
虐待され殺処分になりかけていた、子犬のトイプードル。人間不信となり、小さな体でブルブル震えていましたが、厳しい訓練を経て今では立派な警察犬。決意の瞳でもって、人を救う仕事(使命)に立ち向かっています。その凛々しい姿に、多くの人が励まされるはず。やってできないことはない、とアンズに教えてもらいました。訓練士の愛情に溢れた文章にも、じん…としました。それと「飼う」ことについて、日本全体で考えていかないといけないと感じます。今年の課題図書にならないかな。できるだけ多くの方たちに読んでもらいたい本です。2017/03/05

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