内容説明
傷ついたって、いいじゃない。媚びない女優・加賀まりこの生き方・見方・感じ方ーー傷つくことを怖がって、待っているだけの人生なんて、ツマラナイ。好奇心のおもむくままに、自分の感性に正直に。かつての早熟少女時代から、自称・純情ババァとなった現在に至るまで。媚びない女優・加賀まりこが、自分の目で見て、考え、感じてきたことすべてを綴るエッセイ集。〈単行本『とんがって本気』加筆修正・再構成・改題作品〉
◎女優 ・井上真央さん絶賛!「まりこさんの生き方ありえないくらいカッコイイ!!」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
118
加賀まりこさんの魅力が詰まったエッセイ。誰もが知っている加賀まりこさんだが、彼女の生きてきた道、さっぱりとした気性、真面目さ等を初めて知る。様々な言葉が小気味良く、さっぱりとしている。彼女は自分の頭で考え、その時に出来る最大限の力で生きてきていると思う。だからこそ、歯に衣着せぬ言葉もあるし、生意気という批判にも負けない、屈しないと思う。その時の100%でやったから後悔はしていないと言う言葉がとても好き。私は後悔もする。ただ将来のことは後悔したくない。その為に努力を惜しまず生きたい。繰返し読みたい作品です。2020/07/06
もりくに
39
加賀まりこと言えばまず、「生意気」が頭に浮かぶ。神田生まれで、神楽坂育ちの彼女は、「ズバズバ言い、ズケズケやってしまうのは、下町の環境遺伝子」だと。映画プロジューサーのオープンな家庭に育った彼女は、「文学少女」だった。下校途中の神保町で、毎日「読書」に励んだ。切りの良い頁に、「折り目」をつけて。ある日、「折り」をつけたら、「その本はダメ、買いなさい」と店主。澁澤龍彦訳「マルキ・ド・サド選集」!何とも、おませ!泥の河」のキネ旬助演女優賞のスピーチで、キネ旬の並んだ父の書斎が頭に浮かび、思わず涙した、と。→2019/05/25
meg
33
かっこいい女。アイコニックでコケティッシュ。唯一無二の存在。2024/09/22
ぶんこ
24
下町の事が沢山書かれているのが嬉しい。安井かずみさんとの仲良しぶりは有名でしたが、常におしゃれな生き方をされているのを、格好良いけど、毎日こんな生活じゃくたびれないのかなと心配してました。人それぞれ価値観は違うので、スノッブな生活に憧れ、実現する。格好良い生活を悪いとは思わない。ただ加賀さんは、もっと素朴をよしとするところに還ってきなよと書いてました。加賀さんのイメージとは離れている感じですが、エッセイを読んだ後では、加賀さんらしいとわかります。雑種の猫を愛し、同性の友人を大事にする加賀さんでした。 2014/05/10
roomy
21
不倫ってどう考えても受け入れられないけど自分で責任もって生きていけるのならいいか。笑 女優として頑張ろうと決めて苦労したこともあったことがわかり驚いた。お金もぱっと使っちゃったり自分のプラスになるように努力?したんだね。それで今の加賀まりこがいるのかな。時間は潰せたけど自分では買わないかな。友人から借りた本。2012/11/16
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