東宝青春映画のきらめき

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  • サイズ B5判/ページ数 188p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784873764078
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

目次

内藤洋子と酒井和歌子の時代
東宝青春映画傑作選
東宝青春映画の軌跡
恩地日出夫監督インタビュー
出目昌伸監督インタビュー
内藤洋子へのオマージュ
酒井和歌子へのオマージュ
黒沢年雄インタビュー
岡田裕介インタビュー
1966年~1973年東宝青春映画作品紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

107
東宝青春映画のきらめき 2012.10発行。字の大きさは…中。 B5版の大きい本に、内藤洋子さんと酒井和歌子さんの2人に多くのページを割いています。 写真は、白黒です。ほとんどが2人の写真と、その映画の写真です。インタビューも載っています。相手役として、黒沢年男さんが載っています。 その中に1枚だけ島田陽子さんの写真を見つけました。 綺麗です、本当に佇まいが優しくて色気が有ります。 東宝映画1972年9月23日封切「初めての愛」の一コマです。2020/09/20

まさやん80

4
本書の中に、「内藤洋子派か酒井和歌子派か」という問いかけが出てくるが、僕はとにかく酒井和歌子派だった。それというのも、東宝青春映画の金字塔「めぐりあい」にノックアウトされた口だから。この本を読んで、いかに多くの人が「めぐりあい」にノックアウトされたかを知って、嬉しくなった。同胞の士がここにもいたのだ。もちろん、「俺たちの荒野」もいいし、「伊豆の踊子」「兄貴の恋人」もいい。インタビュー、評論、そしてスチール写真も多く収録されており、特定の人にはお買い得な本だと思う。2013/05/20

まり☆こうじ

3
とにかくDVDの発売なども少なくてなかなか観られない状態を東宝はなんとかしてほしい。『二十歳の原点』も『その人は女教師』も激しく観たい。他の作品もきっと心揺さぶられるはず。というか、萎びた心にささくれた爪痕を残してくれるはず。それにしても、インタビュー読むと、酒井和歌子の晩熟ぶりが凄いなあ。神代辰巳によって女優開眼したのか。2018/09/09

まんだよつお

3
1960年代後半、日本中に吹き荒れた変革の嵐は、映画界にも及びます。本書が取り上げる1966年から73年までの間に製作された52本の映画は、かつての東宝的青春映画を否定するところから始まる、変革の時代の映画なのです。時代は、既成概念にとらわれない若い映画監督と、それまでにはない魅力を持った女優を必要としたのです。しかし、その後、東宝映画は大作映画路線へと舵を切り、青春映画の製作は激減していきます。本書に載っている作品は、時代と時代の間で一瞬の輝きをみせた、映画の青春期の「きらめき」に他ならないのでしょう。2012/12/20

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