講談社文庫<br> あやまち

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講談社文庫
あやまち

  • 著者名:沢村凜【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 講談社(2022/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784062763806

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内容説明

運命の出会いを脅かす尾行者は何者なのか? 胸ふるわせる恋愛ミステリ-! ーー帰宅途中の電車のなかで、偶然気づいたひそやかな追跡劇。その尾行者が、ようやく幸せをつかんだかに見えたわたしに、つきまとうようになる。地下鉄の駅の階段を歩いてのぼる者同士として、意識するようになり、結ばれた恋人。彼はこの尾行者と何かつながりがあるのか……。切なさが胸に迫る長編恋愛ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

191
いやいや、たわむれにも『尾行』なんてしてはならないのだ。そして、ある日その対象者と目の前の彼が重なってしまう現実が訪れるなんて。それから始まったこれは恋?もはや何処に真実があるのかはわからない。自分の行動から得たもの。失ったもの・・通勤の地下鉄のまっすぐな階段をのぼる時、今日ものぞみは彼のあやまちと自分のあやまちを反芻するのだろう。2019/11/28

遥かなる想い

112
29歳の女性をおかした「あやまち」とその彼が犯した「あやまち」とは。 尾行から始まるはかなげな恋とつきまとう影のようなもの。前半部の謎が謎を呼ぶ雰囲気は良かったのだが、謎がわかった後は尻つぼみの感じか。それにしても地下鉄から上がっていく雰囲気をダイビングに例える著者の描写力は独特のものがある。 2011/08/17

KEI

32
読友さんからのプレゼント本。帯に【運命の出会いを脅かす不審な影 切なすぎる結末】とあったがまさにぴったりの本だった。29歳のノゾミは毎朝エレベーターを使わず、駅の地下3階から歩いて地上へ出る事を掟としていた。そこですれ違ったタツヤに微妙な気持ちになり、その後恋に落ちる。その裏では謎の黒子の男の存在、携帯すら持たないタツヤに不可思議な思いを持つ。その不可思議さは現実となりノゾミはタツヤの過ちを知る。知ったことで許せない気持ちとなり2人の間に亀裂が入るが、ノゾミはあやまちを知りつつ、まだ歩き出す。切ない読後感2021/07/01

かよぴー

29
読友さんからのお勧め本!恋愛ミステリー。出逢えた彼との付き合いの中で浮かび上がる尾行者、あまりの怯え方に彼女も何かある?なんて深読みしてしまった。新聞記事を読んでのメンタル占い、なるほどと。2016/01/23

カムイ

19
2016.12読了 彼女、彼のあやまちは若さによるものか、刹那い!2020/04/08

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