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内容説明
距離的にも歴史的にも日本とつながりが深い上海は記者を悩ませる「魔都」。巨大都市で何が起きているか。その日常をビビッドに描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうしん
8
上海を中心とした、ここ3~4年の中国事情。ただ上海のロックダウンで、内容にはや一昔前感が出てしまっている。扱う内容は多岐に渡るが、中国のカレーの普及と近年の野球事情が面白い。また中国の対口支援は日本も見習えるだろう。2022/05/04
sakadonohito
5
2018~2020の間上海支局長だった方から見た上海。今となってはどう受け取っていいのか分からない。特段褒めちぎっているわけでもなく、闇を暴こうとしているわけでもない。政治色が薄くスピード感がものすごい大都市で興味を引く記事を作るのが難しいと愚痴をこぼされても「はぁ、そうですか」としか言えない。2025/09/20
鷹ぼん
5
サクッと上海の当世事情を知りたい人にはうってつけの本。上海を知る人には「そうやよね」って同意できるけど、物足りないかも。97年、初めて上海に行った。目抜き通りの南京東路はトロリーバスや車がひしめき、熱気がムンムン。若者はというとランニングにスラックス、すっぴんに地味なワンピース。99年、様相は一変していた。そのスピードは21世紀になってさらに加速していた。当時住んでいた香港では味わえない感覚に魅了された。本書を読むに、もはや付いて行けんなって思う。コロナで都市封鎖が続く上海。それからの上海を見に行きたい。2022/05/01
うえ
4
一昔前とは全く容貌を変えた上海。画像つき信号機により、赤信号歩行者は顔認証で確実に罰していく。あらゆる手続きに必要な微信IDとスマホ番号、凄まじい速さで増える無人理髪店、無人書店、無人図書館、ロボアームカフェ、静脈認証自販機などなど。そしてAIを駆使し最小限の人員で都市運営を狙う政府関係者たち。常に日本より三、四年先を行きつつも、極限のディストピアを想像してしまう。「筆者は、どうしても人に知られたくない外出時はスマホを自宅に置いていくこともしていたが、「もう逃げられない」という感覚は年々強まる一方だった」2023/04/01
takao
3
ふむ2024/06/14




