内容説明
元傭兵で数々の死線を潜りぬけてきた工藤兵悟は、ボディーガードとして要人の命を守ってきた。ある日、工藤はカジンスキーというロシア人から仕事の依頼を受ける。その内容は驚くべきものだった――かつて、工藤の同僚兵士だったマキシムを殺した敵からカジンスキーの命を守りぬけというのだ。ボディーガードとしてのプライドを賭け、まだ見えぬ敵と対峙するとき、物語は予想を裏切る展開をみせる。『曙光の街』シリーズのヴィクトルと異例のコラボレーションでみせる傑作長篇。(解説・関口苑生)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
テンポよく読めるシリーズです。誰が見方か敵かわからない状態のドキドキ感がありました。2024/04/18
ハゲおやじ
15
工藤兵悟シリーズ第4弾。解説より本作は前作から17年後に刊行との事に驚く。作者の思い入れがあったからこそか。前作から工藤の環境は大きく変わっている。年齢も46歳。しかし、ボディガード職務時の驚異的な動きや洞察力は健在。構成も飽きさせない中でのロシア情勢も書かれている… って ”ヴィクトル”は 他の作品に出ている奴なんだね。冷酷な裏の組織に従事する人って、私には想像出来ないけど 過酷な運命なんだろうなぁ。超平凡で無能な私には わからない世界だね。前作の黒崎や亜希子って どうなったのかなぁ…。2025/07/27
Masaru Yamada
12
ボディーガード工藤兵悟シリーズ17年振りの続編であり新作でしたので、これは読まないとと思い一気に読了。 傭兵時代に培われたスキルとサバイバル術をもって、今度は元KGBのヴィクトルと対峙します。このヴィクトルも倉島達夫警部補シリーズに登場する殺し屋です。なんて夢のようなコラボなんでしょう。興奮しながらテンポ良く、ドキドキしながら読めましたよ♪2015/01/17
chakiw5
11
うーん、今野さんの話にしては単調でひねりもなかったような気がする、敵対していたビィクトルに諭され今度は相棒になってビィクトルの彼女を救出するミッションに挑む。ミッション成功後に何かあると思ったが何もなく、そのままサヨナラってそれはないでしょ。ただキャラはそれぞれ良かったので今度は最初から相棒として、難しいミッションを成功させて欲しい。2017/06/17
ぼうさん
11
今作はいいテンポで話が進み面白かったな。ヴィクトルな別シリーズからの参戦だけど相変わらずの無双っぷりでした!2016/03/28