内容説明
少しずつ記憶と食い違う現実、そしてある日私のかかとはプラスチックになった──。妻の「死」以来、作家・姫野伸昌の肉体はプラスチック化と脱落を繰り返す。読者を挑発する先の読めない展開、圧巻のノンストップ問題作1400枚超!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
時代
12
身体の一部がプラスチック化し、そのうちポロッととれて元に戻る。何なんだこれは?でも、気になってどんどん読んじゃう。面白いですね。下巻へ◯2022/03/16
ゆうれいごまん
3
装画に惹かれて手に取ったけど面白い。土地勘のある街がいくつか出てくるので登場する飲食店が実際にあるのかいちいちググってしまう。ナポリタンの作り方も真似しよう。しかし話の先はまったく読めない。明日下巻を買いにいこう。2022/10/20
あままつ
3
出だしの、不可解な現象が立て続けに発生するところでかなり引き込まれましたが、後半になるにつれ(いつまた面白くなるんだろう…)と、惰性で最後まで読んでしまいました。プラスチック化以外の謎は解けるのですが、肝心のプラスチック化が、、、完全に好みが分かれる作品だなぁと思いました。あと、金持ちになりたい願望が強くなりました笑2022/06/04
nar_yoshi
2
"たとえ一つの〝不動の事実〟が、その場その瞬間に存在したとしても、それを眺めている人々の記憶は、事実が起きた直後から各者各様に観察され理解されて一人ひとりの〝憶えたいように〟憶えられていく。そして時間の経過とともに、記憶の摩耗や重複、解釈の変更など実にさまざまな変化、修正が施されて、幾十年後かに人々が寄り集まって互いの記憶を突き合わせてみたとするならば、もともとの〝不動の事実〟などあたかも最初からなかったと思わせるほどに、それぞれの記憶する事実はバラバラになっているのかもしれない。"2023/01/22
TT
1
感想は下巻読了後にまとめて。 読みやすいし、おもしろい。 2024/02/22
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