幻冬舎文庫<br> 私以外みんな不潔

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幻冬舎文庫
私以外みんな不潔

  • 著者名:能町みね子【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 幻冬舎(2022/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344431690

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内容説明

北海道から茨城に引っ越した五歳の「私」。好きなことはペンちゃんの漫画を描くことと、家で遊ぶこと。新しい幼稚園は、うるさくて、トイレに汚い水があって、男の子が肩を押してきて、どこにいても身の危険を感じる場所だった。ある日、おゆうぎの部屋が誰も来ない安全な場所だと知り――。卒園までの半年間を幼児の目線で描く、著者初めての私小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のりすけ

21
主人公・幼稚園児。手先が器用で表現力も豊か。繊細で好き嫌いが多くて、コミュ能力に多少問題あり、運動神経皆無。そんなおこちゃまが幼稚園に放牧されて体験する世間の恐ろしさったら。トイレ怖い、給食嫌い、男子イケズ。こんな小さなころから生きづらさを感じなくちゃいけないのはちょっと辛み。2023/09/07

たぬ

18
☆3.5 北海道から茨城へ越してきた5歳の幼稚園児、卒園までの半年間。40ページほど読んだあたりであ、そうだこの人って生物学的には♂なんだよな、今はどうか知らんけど、と「私」を何の引っ掛かりもなく女児として読んでいた自分に気づく。己に害をなす側の子は「男」呼びで、組の子たちの喧騒を「絶叫」と表現する。こんな小さい頃からすでに独特の世界に生きていたようだ。非常に大人びた年長児だけどクリスマスの話は年相応でかわいかった。2025/07/13

めぐ

9
幼児の視点で書かれた日常の話。10代の視点で書いた小説は巷に溢れているが、幼稚園児はそうそう無いので新鮮。幼児を育てている者にはなかなか面白い。潔癖で周囲を見下した内向的で芸術家肌の少年、と言うと育てにくそうだがなかなか親には気を使う。あまりステレオタイプな子供像じゃないところがまた新鮮。流石に共感はないので時間はかかったがまぁまぁ楽しく読んだ2022/10/09

gotomegu

4
古本屋さんで。Twitterなどおもしろい発言をしているので期待したのだけれど、気持ち悪い?不快?な内容で、最後まで読みきれなかった。2024/10/05

水さん

4
幼児の記憶なんてまるでないけど、園児目線のこの物語は、記憶がよみがえるようで面白かった。2022/05/15

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