内容説明
地下なら火星に住める可能性が!?
2020年代に入り、NASAをはじめとする宇宙機関が、地球にもっとも近い惑星である火星の探査を進め、次々と新発見が報告されています。
そこで、本書ではあの惑星探査機「はやぶさ」の開発メンバーが現時点で火星についてわかっていること、そして以前より模索されている「人類が火星に住める可能性」について、タイトル通り本気で検討・解説します。
本書を読んで、あなたも「地球にいながらできる宇宙旅行」に出かけてみませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
にしやん
9
「本気で考える」というだけあって、突飛なアイディアは書かれていませんが、気圧が地球の1%程度なのに砂嵐が発生すると地球の比ではないので(逆かと思ってました)地下に住むのが良さそう、気圧が低いのにドローンを飛ばした実績があるかも、ローバーが結構長生きして調査を進めている、火星の資源はもちろん重要でとりわけ水の確保が重要(ジェット燃料にも活用可能)など、興味深い話がところどころに書かれていて楽しめました。2023/10/22
くらら
0
火星にはわずかな大気しかないから小石ほどの隕石でも深刻なダメージになるし、超低気圧(約6hPa)のため嵐が起きると火星全体を覆いかねないほどの大きさになる。火星に行く宇宙飛行士は技術面だけじゃなくメンタルが大事らしい。ずっと閉鎖空間で過ごす上に地球に帰るのに何ヶ月もかかる場所で、平気な人ってそうそういるんだろうか…。中国のゴビ砂漠にある火星の環境を体験できる施設「火星1号基地」が面白そう。一般の人向けっていうのがすごい。2025/12/06




