魂の商人 石田梅岩が語ったこと

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魂の商人 石田梅岩が語ったこと

  • 著者名:山岡正義
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • サンマーク出版(2014/10発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763132802

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内容説明

あの稲盛和夫氏も注目!
いまにわかに脚光を浴びる、石田梅岩の教えとは?


ドラッカーより250年も早く「経営」の本質を説き、
マックス・ウェーバーより200年も早く「経済倫理」をうたった“魂の商人”が江戸時代にいた!

身分制度が厳然と定められていた江戸時代にあって、商人が利益を得るのはなんら恥ずべきことではない。
そこには「道」がある、と説いた石田梅岩。

「正直、勤勉、倹約、自立」という「人としていかにあるべきか」こそがもっとも大切であるとする「商人道」を広め、
その教えはやがて「石門心学」として日本全国に広がっていきます。

“経営のカリスマ”稲盛和夫氏も石田梅岩の説いた「利を求むるに道あり」を自らの哲学のひとつとして説いています。
「日本型経営の元祖」として、現代の経営者やビジネスマンが、
いま熱い視線を向ける石田梅岩のすべてをくわしく、わかりやすく説いた、渾身の一冊、ついに刊行!


*目次より

プロローグ 富への道を説いた“魂の商人”がいた
第1章 正直こそが、富をもたらす
第2章 勤勉こそが、安らぎをもたらす
第3章 倹約こそが、平和をもたらす
第4章 自立してこそ、強みを生かせる
第5章 天地自然に即して生きる
第6章 百年企業が、日本を強くする
エピローグ 日本よ、いまこそ“梅岩”に帰れ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

262
「正直」「勤勉」「倹約」「自立」を重視した商人のあり方を説いた江戸時代の石田梅岩をメインに据え、今の時代こそそうした倫理観を持つことが大切と説く本。地味だし、売上的にもパッとはしないが、著者がコンサルティング事業をやっているので現代の事例もいろいろと挙げつつ、ドラッカーやベンジャミン・フランクリンとの共通点を指摘し、いかに梅岩の主張が理にかなっていて、重要なものかを熱く訴えかけていている良い本だった。性理問答のところはあまりに話が抽象的かつ哲学的で本書を読む人によっては蛇足である気がしないでもないが。2016/02/25

あまね

15
『石門心学』を分かりやすく解説した良書でした。『都鄙問答』を読んでいて分からなかったことも、腑に落ちた所がありました。なぜか最近選ぶ本は気づくと『利他』『正直』『徳』をテーマにしている本が多いのですが、こちらもそれらの大切さを丁寧に説明してくれています。時代遅れと言われるかもしれませんが、今一度、見直したいことだと思います。2017/04/05

Yuma Usui

7
本書で始めて石田梅岩について詳しく知ったが、「実の商人は先も立ち、我も立つことを思うなり」という言葉にはハッとさせられた。石田梅岩が説いた石門心学と心学(陽明学)は違うようだがエッセンスは近いと感じた。普通のサラリーマンなどビジネスマンとしては陽明学より石門心学の方がしっくり来ると思う。石田梅岩の著である「都鄙問答」や「斉家論」の解説も読みたい。2018/01/11

Kentaro

5
ダイジェスト版からの要約 代表的な著書である『都鄙(とひ)問答』で梅岩は、「勤勉によってもたらされる安楽こそ、労働から得られる最上の喜びである」と説きます。働くというのは「はたを楽にする」行為であるという言い方が昔から日本には、あります。労働や勤勉は、周囲の人を楽にする――親の安楽や家族の幸せなどに奉仕することに最大の価値がある。そして、そのことが自分の喜びや安らぎともなって返ってくる。働くことは安らぎに通じるという梅岩の考えは日本人の労働観を積極的に形づくってきた大きな要素のひとつであると思えるのです。2018/04/28

Ryo Suenaga

5
「人の人たる道」の探求から始まり、オビにもあるような、古くて新しい梅岩独自の「商人道」の教え、「労働観」は、今まさに、一人の働く者としてもそうだが、それ以上に一人の人間として忘れてはならないと考えさせられた一冊。 それにしても、まだまだ知らない、すごい日本人がいたもんだ。2014/08/18

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