内容説明
生誕百年―ブラント伝のベストセラー!ドイツも戦後70年、同じ敗戦国でも、日本とは大きな違いを見せている。その違いを出すのに大きく貢献したのがヴィリー・ブラント。戦後処理に真摯な態度で臨み、東西対立のなか相互和解に奮闘する。この世界一級クラスの政治家を抜きにしてドイツの戦後は語れない。ブラント研究の第一人者が波瀾に富んだブラントの生涯をつづる。
目次
第1章 出発―ひとり流れに抗して 1913‐1933
第2章 遍歴の旅―追われる者として国外に 1933‐1948
第3章 上昇―「世界の果て」における展望 1948‐1966
第4章 落とし穴―権力の中心にて 1966‐1974
第5章 逃避―政治家としてたえず旅の途上 1974‐1987
第6章 辿り着く―愛国者の家路 1987‐1992
補章 ヴィリー・ブラントについて知る
著者等紹介
ショレゲン,グレゴーア[ショレゲン,グレゴーア] [Sch¨ollgen,Gregor]
1952年の生まれ、現在エアランゲン大学の近現代史の教授である。ニューヨーク、オックスフォード、ロンドンの各大学で客員教授を務めた経験もある。ドイツ外務省の公文書やヴィリー・ブラントの遺稿の編集刊行にたずさわり、19世紀/20世紀の歴史に関する著書が数多くある
岡田浩平[オカダコウヘイ]
1937年生まれ。1967年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1969年早稲田大学専任講師、1972年助教授、1978年教授。2008年定年退職。現在早稲田大学名誉教授。専攻は1933~1945年の間のドイツ亡命文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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sasha
たけふじ