講談社文庫<br> 反骨 鈴木東民の生涯

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講談社文庫
反骨 鈴木東民の生涯

  • 著者名:鎌田慧【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2022/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061852518

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内容説明

時流に媚びない男の心意気を見よ! 新田次郎賞受賞のドキュメント。新聞記者を経て釜石市長になり、反権力・反公害に生きた男の破天荒人生を追う! ーーその男、鈴木東民。徹底した反ナチス報道でドイツを追われ、日本に帰ってからは軍部の言論弾圧に抗した新聞記者。敗戦後は読売新聞大争議を指導、のち釜石市長として反権力・反公害運動を展開。一生を時流に媚びず、「反骨」に生きた男の心意気が、痛切に胸を打つ。新田次郎賞受賞の渾身のドキュメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みなみ

2
図書館で除籍本をもらってきた。こういう出会い方もあるのか。大逆事件の時代に生き、ドイツにわたりナチスを批判した記者は、戦争中は弾圧され、戦後は読売大争議の中心人物となる。その後政治家に転身して釜石市長を務める。タイトル通りまさに反骨の人生。日本人はおとなしくて権力に従うと言われるが、こういう人もいるのだ。そして、こういう反骨の人物を圧殺してしまうのは、権力者だけでなく世間でもある…内容が濃くて読むのが大変だったが、とても力作。読んでよかった。2019/07/22

boya

0
生粋の革命家、鈴木東民の半生を多くの取材から紡ぎだした渾身のノンフィクション。「読売争議」を指揮し挫折したのちの色濃い政治人生を、現存文書やインタビューからいぶりだすように露にする取材方法は、東民のミステリアスな人物像を導きだすのに格好の手法だった。コミュニストである以前にヒューマニストだった彼の政治心情をつかむ一助となる重要な著作。2010/06/27

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