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内容説明
瑞々しい筆致で幻想的な世界を描き続けてきた須藤真澄が、その作品群から “むすめ” をテーマに厳選した珠玉の作品集。「須藤真澄が勝手に選ぶ可愛いこむすめベスト5」の特別描き下ろしに加え、あとがき、単行本リストを収録。
◎“じじばば”がテーマの「須藤真澄[自選短編集]梅鼠」には、作家 有川浩(現ペンネーム:有川ひろ)の解説を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bo-he-mian
13
たぶん、彼女がデビューした'80年代末ごろから、この独特の描線と、ちょっと不思議な感じのストーリーに惹かれていたのだけど、30年も放置したままだった(ゴメンなさい)。こういうスタイルの漫画家は、大概は消えて往ってしまうのだけど、須藤さんはずっと漫画を描き続けていたんだなぁ・・・確かに数年前に古本屋で彼女の漫画を見つけた時も心騒いだのだけど、実はきっかけは西原理恵子の「人生画力対決」に須藤さんが出ているのを知ったからだった(爆)。それで、ああ・・・須藤真澄読まないとなぁという気持ちが盛り上がったのだった。2022/08/10
ぐっち
8
じーばーは個性的だが、コムスメはみんな同じ顔・・・なのにみんな可愛い。特に好きなのは竜に乗ってる子と、きゅうりに乗ってる子と、天狗に会った子と、宇宙人に会った子と、コーヒー屋さんに会った子と・・・むむ、基本コムスメ・ミーツ・誰かなお話なのですね。2010/08/11
ビッチュウ
5
須藤真澄さんの漫画にある、繊細さとコミカルさが両立した作風が凝縮した選集になっています。もし、表紙でビビっときた方ならば、ぜひともお手に取って読んでみてください。素敵なお話がたくさんあります。2014/06/16
ひめ
5
本屋で並んでいて表紙買いした作品。絵柄が懐かしい印象、お話も東洋の神話や伝承をうまく溶け込ませていて、作者オリジナルのやさしい世界を形作っています。読後ふわっと暖かくなって、もう少し頑張ってみようかな…なんて気持ちにさせてもらいました。最初と最後の話が繋がっているのも良い構成だと思います。『萌葱』は少女中心でどの子も可愛い。おばあちゃん中心の『梅鼠』も読んでみようっと。2010/05/15
安国寺@灯れ松明の火
3
先日、久しぶりに会った友人におみやげとしていただきました。『三匹のおっさん』を読むまで名前を知らなかった私を見かねて持ってきてくれたのでしょう。私はうろ覚えの記憶を勝手につなぎ合わせて適当な心の棚に置いておく悪い癖があって、いつのまにか「伊藤真澄」や『チーズスイートホーム』のタグとごっちゃになっていたようです。案の定、雰囲気とか作風が非常に好みで、反省することしきりです。「仮にも大阪の人間がえべっさん忘れるてどういうこっちゃ!」では爆笑しました。これはぜひ他の作品も読まねば!2010/08/21