内容説明
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血で血を洗う激しい戦いが繰り広げられた戦国時代。戦国大名の脇には必ず家臣が控え、領国を支えていた。戦国時代の家臣は政治も軍事も行ういわば軍事官僚。戦国大名が戦で不在ならば代わりに国を運営し、戦においては戦国大名抜きで大きな功績を残すこともあった。本書は戦国時代のバイプレイヤーともいえる“家臣”をテーマに、彼らの職種や暮らし、文化などを追う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
58
分かり易くイラストで説明している。戦国時代に興味がある人には良いかも。2020/03/17
きみたけ
57
華々しい戦国大名を縁の下で支えてきた家臣たちにスポットを当て、当時の生活から処世術、主君への裏切りまでを、イラストを多用しながら紐解いた一冊。家名の存続のために主君を変えた者、主君に忠義を尽くし主家の栄枯盛衰に身命を捧げた者。。生きるため身を立てるために一生懸命に戦国時代を駆け抜けた彼らのリアルな部分を紹介。監修は静岡大学名誉教授の小和田哲男先生。2025/01/17
えっくん
33
★★★★☆「作法」シリーズ本。歴史学者である小和田先生が戦国の世の家臣たちが厳しい時代を生き残るため、主君に忠義を尽くし、時には裏切りを謀ってきたのかさまざまなエピソードを交えながら解説されています。「目上の人と会話する場合は目線を外すのが礼儀」「男色がごく当たり前のように行われていた」「騎馬武者はポニーのような小さい馬にのっていた」「午前6時に出仕し、午後2時には仕事を終わっていた」など現代とは異なる戦国時代の武士の暮らしぶりや作法などいろいろな薀蓄が満載であり、当時の世相を思い浮かべながら読みました。2020/09/29
kou
19
戦国時代の武将達は、忠義に生き忠義に死す!!ってイメージだったが、結構ドライって事が分かった。その中でも、伊達政宗は、趣味が料理で、正室が影武者を担い、あの時代では珍しい女人鉄砲隊を編成していたと言われており、異質な存在感を出していたようで興味が沸いた。2020/02/26
macho
15
環境因子としての枠組み、つまり常識の範疇の次元が全く違うことがわかった。何だか、今の世の中が、『激甘』過ぎて驚いた。戦国大名が生きていたらどんなふうに我々を評するのだろう?兎に角裏切りにも作法があり、『サイコパス』や「ADHD」の戦国大名が多数いたと思われる。🤔いやはや何とまぁ、凄い時代だこと。2021/02/16