絶望から希望へ~悩める若者と哲学者の“幸福”をめぐる対話

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絶望から希望へ~悩める若者と哲学者の“幸福”をめぐる対話

  • 著者名:岸見一郎
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 大和書房(2022/01発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479797562

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内容説明

ミリオンセラー『嫌われる勇気』著者最新作!
――「未来があっていいね」と大人はいう。
「何がいいんだ」と私は思う。

つらい仕事、悪政、気候変動、経済危機、新型コロナ、対人問題……
手に負えない問題だらけでも、未来があるのは不幸じゃない。
「自分の手ではどうにもならないこと」に絶望せず、
“自分の人生”を幸せに生きるための、超実践的幸福論!

<本文冒頭より>
たくさんの問題が降りかかる現代社会。
この先、「未来がある方が不幸」なのではないか。

不安と憤りと、
やるせなさでいっぱいになっていた時、
近くの大学で張り紙を見つけた。

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哲学ゼミ 受講生募集
テーマ「君には、世界を変える力がある」
講師: 岸見一郎
募集人数: 若干名
若者対象、社会人も歓迎

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哲学の講義……
「君には、世界を変える力がある」?
こんなにも世界に絶望しているのに?
こんなにもちっぽけな私なのに?

そんなこと、本当に可能なんだろうか。
そもそも、哲学とそれがどう結びつくのか、
よくわからない……。
しかも、若者対象って、一体いくつまでだろう。
社会人三年目は、まだ若者に入るのかな。

いろいろなことが頭の中をめぐりながらも、
「君には、世界を変える力がある」
その言葉に惹かれ、
気がつけばフォームから応募していた。

【登場人物】

講師:岸見一郎

受講生:
A 哲学を専攻する大学三年生。就職活動中だが、親の希望する就職先と、
自分の生きたい人生にズレがあり悩んでいる。

B 社会人三年目。未来に悲感的。営業の仕事をしているが、ノルマ優先の
働き方に悩んでいる。婚約していた相手と破局し、男性不信になっている。

C 社会人五年目。夢を叶え、マスコミ関係の仕事をしているが、パワハラ
上司に悩んでいる。ネガティブになりがちな自分を克服したいと思っている。
成功して自信を持ちたい。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひこうき雲

61
いわゆるアドラー心理学本。岸見先生全く振れないです。人は原因があって怒るのではない。怒ることを決めてから、その原因を探し始める。2022/04/23

KAN

11
難しくはないんだけど、「現実」を見つめたら絶望という言葉に同意を与えてしまう自分がいることを知る。そこから初めて希望という言葉の価値を知ることになるのではないか。「希望」を幻と言い募る偽りの自分に気づくことから幸福を見いだす。率直な対話がなぜ自分にはできないのだろう?2023/02/22

sakase

2
一緒に生きていること そのことに意義がある 2024/01/29

KEIJI

2
「嫌われる勇気」を彷彿とさせる対話形式の哲学入門といった趣き。「嫌われる勇気」よりも更に読みやすく、生活のあらゆる場面を事例に、岸見一郎イズムの考え方を示してくれる。そして、こちらも、「劇薬」である。図書館で借りた本だが、手元にも置いておこうかな。2023/02/16

U-Tchallenge

1
岸見アドラー心理学が全面的に感じられる一冊のように思った。絶望は絶望するために作り出している、というような耳の痛い言葉があった。しかし、これが本当のところなのだろう。絶望するために絶望するのではなく、持っていた希望を意識するということが大切なのだろう。希望を持つというのは半分正解だが半分不正解なのだろう。希望を持つというよりは希望を意識する・忘れないということのように思った。2024/01/14

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