内容説明
落合恵子が放つ社会派小説の決定版。「ザ・レイプ」に続く衝撃の問題作! ーー被害が一度ではとどまらず、それを告発する過程で、社会から再びレイプ、つまり人権侵害を受けること、これが「セカンド・レイプ」。映画化もされ大きな問題提起となった『ザ・レイプ』の作者・落合恵子が、さらに一歩進んで世に問いかける名作。「セクシュアル・ハラスメント」「プレーキング・サイレンス」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梨と港
4
扱っている内容は、中学生高校生必修レベルの大切な問題。被害に遭った時、泣き寝入りせず、味方を見つけるためにも読んでほしい。この問題を扱った小説が、もっと世に出てきますように。2011/07/17
みのかさご
3
20年前の本とは思えない。20年たってセクハラとかも厳しい言われるようになってきたけど、根本的には、時代はあまり変わってない気がする。女性は活用される物ではないと思う。活用って言葉から考えは変わってないとつくづく思う。2014/09/28
あっちゃん
3
「性犯罪被害と戦うということ」を読んでこの本へ。ちょっと昔の本だけど、この手の問題は古くて新しいのだと思う。2010/12/21
りさ
2
レイプは昔の話じゃないと思う。メディアでは取り上げられない部分をきいて、女性同士で女性の権利は守っていかなくてはいけないと思った。他人事じゃない。でもあまり感情的になると、男性からは感情論だと一蹴されたり、辛辣な冗談をいわれるから難しい。それにしてもあまりこれまで学ぶ機会がなかったが、性教育をもっと積極的に行わなくてはいけないと思った。なぜかタブー視されるところがあるけど、恥が心の傷をさらに深めることだってある。また、メディアが取り上げたことによる被害があると知り、やはり情報は一側面からみてはいけないと再2013/04/01
kinoko_kinako
2
4.02012/11/18