内容説明
「ワンダー・シティ上海」の魅力のすべて描く！ ダンスホ－ル、ジャズバンド、サ－カス、浴場、料理屋、上海ガニ……ーー体験した記憶もない者に、ノスタルジアという世界を与える。上海は、日本人の躯の奥から、何か妖しい夢を誘い出さずにはおかない街のようだ。この街に溶け込むには、酔眼をこらし、躯のゆれに身をまかせるしか方法はない……。作家の眼と写真家の眼が絶妙に交差して織りなす、上海Shanghaiのイメージ。港町・上海に吹く妖しい風を見事に把えた傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
9
《私-蔵書》本の中の上海は、昭和60年の頃の事で、今なら、もっと近代的だろうなあ。新しさとノスタルジックな風景で、素敵。時間旅行した気分です。2020/05/02
丰
1
Y-202005/10/20
