繁花 下

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繁花 下

  • 著者名:金宇澄【著】/浦元里花【訳】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 早川書房(2022/01発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
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  • ISBN:9784152100733

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内容説明

時代に翻弄され、変わりゆく上海。その街で育った三人の少年は歴史の荒波のすき間に何を見たのか。百人を超える登場人物が咲き乱れる現代中国文学の精華。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

183
上・下巻、1,100頁弱、完読しました。中国の市井の人々の大河小説、上海語(関西弁)で軽妙に語られる物語です。こういう文学が、現在の中国で評価されるのでしょうか?日本ではあまり売れない気がするので、中国で120万部だとすると、人口比だと日本で12万部となりますが、日本での実売は更にその1/10、1.2万部程度ではないでしょうか(笑) https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015003/shurui/page64/disp_pc/ 2022/03/08

ヘラジカ

52
国や時代に翻弄されながら強く抗うでもなく流れるように生を営む人々。特別感のない人間の卑近な出来事と会話によって浮かび上がる、二つの時代の上海。日常の悲喜こもごもや生々しい情事を、着飾ることなくありのままに描いた、質素にして巨大なオブジェのような小説である。上下巻合わせると千ページを優に超え、複数の時系列で膨大な数の人物が登場するため、中国文学を読み慣れていない身には中々歯ごたえのある作品だった。ただ訳文自体は非常に読みやすいので、名前と関係さえ記憶してしまえばストレスなく読み切れる大作だと思う。2022/02/22

mitubatigril

8
上海を舞台に文革の時代から現在までを交互に行ききしながら それぞれの人生が描いてある。 主人公は阿宝 小毛 フゥーションの3人を中心にその周りの人達と当時の一般的な人間の暮らしをとにかく沢山の人物が出て来るので名前はメモして読めるようにしたが人間関係が分かりにくかったけど上巻に比べたら内容が分かっているから下巻の方は割りと読んで行けた。 上海弁が日本語訳だと大阪弁になるっていうのが面白い。 中国でベストセラーとあったけどそうなんだとしか思わないけど2022/03/27

どんちゃん

3
悲しいことに近頃、細かいことは読んだ側からどんどん忘れていってしまうんだけど、でもイメージは! この本を読みながら作り上げた私の頭の中のイメージはとても鮮やか。上海という街の音、そこに生きていた子どもたち、大人たちの声を確かに聞いた。彼らの生活をのぞいて、息遣いを感じた。いつか上海へ行くことがあったらきっとこのドラマを思い出すと思う。彼らの人生を。下巻最後に少しだけ、知っているドラマや曲の話が出てきて、彼らとの繋がりを感じられたのは嬉しかった。訳者の方には佩服!本当にありがたいことです。2022/06/10

asmudm

3
20年程前に上海に4年程滞在。土地や通りに知見があることが大きいのであろうが、徒歩・タクシー・地下鉄なので通った、見た場所がこんなにも素晴らしく豊かな背景を有していたことに感動。行政等のデジタル統制が進み、上海人ではなく中国人・都市の人々で動く街になることで、現実にはこうした息遣いが街になくなっていくが、そのことは日本の渋谷等でも同じ。現実の街にこの力を取り戻すことが困難で、ザ上海として電子世界で残るのが現実的か。ウォンカーウェイの映画は楽しみ。そして著者の読み手への想い、執筆力、深く広い知見に驚嘆。2022/05/15

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