内容説明
どんなに社会的地位のある人物でも、旅に出て自分のことを誰も知らない土地にいけば、「自分は、どこの何者でもない」と思い知る。それが大事だと著者は語る。ほかにも、知っておくと役に立つ身だしなみや手紙の作法、人との出逢いによって学ぶことなど、「大人としての処し方」を綴るエッセイ集、待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
36
エッセイです。内容は、旅、酒、作法、お洒落、人との出会い、人付き合い、私生活と多岐に渡ります。副題は「大人の男の遊び方」となっています。大人の男の遊び方について、こだわりを持っていらっしゃるのか、こだわりを持たずして普段の生活の一部なのかわかりませんが、ハードボイルドなお方だ。「理不尽は必要だ」という随筆にて、人格形成には理不尽な経験も必要だと綴っています。確かにその通りだ。なんだかなぁ、私自身ちっちゃい人間だとつくづく思った。ヤダヤダ2022/01/28
ランラン
4
大人の男としての生き方は確かに大事だ。自分を振り返ってみると身につまされる思いばかりだ。立ち振る舞いを含めて考え方を少しづつ変えていこうと思わせてくれた。2023/02/14
ウブド
1
大人の身の処し方の指南本。ちょっとした気遣いで自分自身の気の持ちよう、周りの人の気持ちも変わってくると思った。第三章では、氏の交友関係が分かり興味深かった。ユーミンの伝説的な舞台は氏が演出していたと知り驚いた。2023/04/10
九段下古本巡り
0
このシリーズは全て読んでいた頃、営業で読みながら仕事してた