内容説明
言うならば
『それは在る』は洗礼者・ヨハネで、この本はキリストだ。
なぜ、突然それが書かれたのか――
それは、私には何もわからない。
そろそろ道が整ってきたのか、つまり、いよいよ光と風の時代がやってきたのか。
全ては完璧だ!
至高の一冊!
『それは在る-ある御方と探求者の対話-』の待望の続編ともいえる本!
続編ではなく、この本単体でも読むことのできる作品です!
「愛するより、愛で在りなさい愛そうとするより、愛で在りなさい」
「愛が原因であるなら、結果もまた愛です
ゆえに、はじめもなく終わりもありません
はじめもなく終わりもないということは
どこにも行為者がいない、ということを意味します
愛が原因であり、結果もまた愛なら、原因と結果は存在しません
つまり、時間も空間も存在しないのです
ここに、永遠があります
ここに、平和があります
愛しか存在しなく、愛しか現れないなら
それはまさに幸福であるに違いありません
あなたは、それなのです
あなたが道であり、道そのものであり、それそのものなのです
ここに、永遠があります ここに、平和があります
愛しか存在しなく、愛しか現れないなら それはまさに幸福であるに違いありません
あなたは、それなのです あなたが道であり、道そのものであり、
それそのものなのです」
「自我あるいは『私』というものは、とにかく対象がなければ存在できないのです
そして、対象が存在する限り、悟りはあり得ません
それでも、沈黙に落ちる時、いわゆる没入、サマディーが起こる時
『心』は光=愛の至福を体験します
それがあまりにも素晴らしい境地なので
それを一度知った者は、そこに入りたくて仕方なくなるのです
主の光を、心が鏡に映すように光っており、この時点ではまだ分離がありますが
それでも、ここに留まるようになれば、やがて真のワンネスに至ります
この至福に留まり続けて『私』を維持し続けることを良しとはしないのですが
それでも、言うならば、この体験を求めるようになるなら、もう終わりに近いのです
『私』は、このサマディーを繰り返し欲望するようになります
が、同時に、『まだ分離している』と気づき、やがて欲望が尽きるわけです
世界にある欲望は、言うなら外側(五感)に対するものであり
サマディーは、内側に対する欲望であり、色や形のない至福です」
(以上、本文より)
感想・レビュー
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出世八五郎
なおじん